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モルモンタバナクル合唱団、合衆国大統領就任式に出演

モルモンタバナクル合唱団は、1月20日金曜日に首都ワシントンD.C.でおこなわれた第58回大統領就任式に出席。アメリカ海兵隊音楽隊と共演し、ドナルド・J・トランプ新大統領とマイケル・R・ペンス新副大統領の宣誓式において歌声を響かせた。

「就任式で再びモルモンタバナクル合唱団を迎えられることを大変うれしく思います。これはアメリカの歴史の一部であり、合唱団の音楽はそれを飾るにふさわしい非常に美しいものです」と大統領就任式委員会のジェイソン・グッドマンは語った。

 

合唱団の音楽ディレクター、マック・ウィルバーグが指揮し、議会議事堂の西テラスに設けられた野外ステージで、正午少し前に自らアレンジした「アメリカ・ザ・ビューティフル」が歌われた。

「この歌詞はキャサリン・ベイツによって1893年に書かれました。彼女がコロラド州のパイクス・ピークを訪れたときに書かれたものであり、アメリカ国家にとって忘れられない歌の一つです。というのも、われわれが受け継いできた素晴らしい遺産と、アメリカという国家が発展し続けてていくことへの可能性を綴った歌だからです」とウィルバーグは語った。

合唱団のメンバーはクリーム色のコートにタートルネックセーター、赤い格子柄のマフラー姿で、雲がかった空の下、歌を披露した。アメリカ合衆国大統領就任式委員会の要請を受け、ソルトレイクシティから首都ワシントンまで足を運び、この歴史的イベントに参加した215人(総団員数は360人)の団員は、末日聖徒イエスキリスト教会の親善大使としての役割を果たした。

議会議事堂の舞台スペースに限りがあったため全団員が参加はできず、メンバーは参加を申し出た団員の中から無作為に選ばれた。

               

合唱団の団長であるロン・ジャレットは、「ワシントンD.C.にいるということは、アメリカ合衆国という偉大な国のために奉仕できる機会をいただいているということなのです。そして、人の心を癒し、力強いメッセージを与える音楽の力を全世界の人々と共有できる機会なのです」と語った。

教会の十二使徒であるD・トッド・クリストファーソン長老ゲリー・E・スティーブンソン長老も就任式に出席した。就任式への二人の使徒の参加は、かつての教会の指導者らが、アメリカ合衆国憲法によって定められた、平和的な権力の移行を可能にする自由と礼節を祝うことを支持して就任式に出席してきた長きにわたる伝統を継承したものである。

第45代大統領宣誓式での歌唱は、合唱団にとって7度目の経験となった。

「就任式で歌うことは家族の伝統になりました」と語るのは、合唱団メンバーのリチャード・ビグラー。「両親が合唱団で20年以上歌いました。兄たちも団員でした。兄たちはジョージ・H・W・ブッシュ大統領とロナルド・レーガン大統領の就任式で歌いました。今回わたしが就任式に参加して、家族の伝統を受け継げることをとてもうれしく思います。」

別の団員のキャロライン・マリオットは、「クリントン大統領とブッシュ大統領の就任式にも参加しました。今回が4度目です。親善大使として合唱団の一員でいられることを誇りに思います」と語った。

2001年、合唱団はジョージ・W・ブッシュ大統領の就任パレードで歌唱。1989年には、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領の宣誓式の前に。1981年には、ロナルド・W・レーガン大統領の就任パレードにて。1973年には、リチャード・M・ニクソン大統領就任の祈り会において。1969年には、ニクソン大統領の宣誓式とその後のコンサートにて。1965年にはリンドン・B・ジョンソン大統領の宣誓式において、それぞれ歌唱した。

 

1981年のレーガン大統領のパレードの際には、代表曲である「リパブリック讃歌」が歌われたが、大統領は合唱団を「アメリカの合唱団」と呼んだ。また、ジョージ・H・W・ブッシュ大統領は1989年の宣誓式において歌唱した合唱団を「アメリカの宝」と呼んだ。

合衆国海兵隊ジェイソン・K・フェティグ中佐の指揮で演奏したアメリカ海兵隊音楽隊は、1798年に議会令によって結成された。アメリカ合衆国で現在も活動中のプロフェッショナルな音楽集団としては最古の集団と考えられている。2014年9月21日にはソルトレイク・タバナクルにおいてタバナクル合唱団と共演し、「国防軍メドレー」と「レット・フリーダム・リング」を演奏し、その模様は「ミュージック・アンド・ザ・スポークン・ワード」で放送された。

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