20240407_135440_CBell_DSCF6341.JPG
ニュースリリース

ラッセル・M・ネルソン大管長,15の神殿を発表する

これにより,全世界の主の宮の総数は350になる

2024年4月の総大会の日曜午後,最後の部会を締めくくるに当たり,末日聖徒イエス・キリスト教会のラッセル・M・ネルソン大管長は,全世界に建設される15の新しい神殿を発表した。

大管長は言った。「わたしは約束します。状況の許す限り,定期的に神殿で礼拝すること以上に,鉄の棒にしっかりとつかまる助けになるものはないでしょう。世の暗黒の霧に出くわしたとき,これ以上に皆さんの守りとなるものはないのです。これ以上に,主イエス・キリストと主の贖罪に対する証を強め,神の壮大な計画を理解する助けになるものはありません。苦しいとき,これ以上に霊を慰めてくれるものも,これほど天を開いてくれるものもありません。ほかにないのです!神殿こそ,神がわたしたち一人一人に用意しておられる最も大いなる祝福への入り口です。」

末日聖徒は神殿を,「主の宮」であり,地上で最も神聖な礼拝の場所であると考えている。神殿の第一の目的は,忠実な教会員が神の聖なる宮において神と神聖な契約を交わして平安と霊感,霊的な力を受けることである。

発表された15の神殿の場所は以下のとおりである。

· フランス領ポリネシア,ウトゥロア

· メキシコ,チワワ

· ブラジル,フロリアノポリス

· アルゼンチン,ロサリオ

· スコットランド,エディンバラ

· オーストラリア,ブリスベン

· カナダ,ブリティッシュコロンビア州ビクトリア

· アリゾナ州ユマ

· テキサス州ヒューストン

· アイオワ州デモイン

· オハイオ州シンシナティ

· ハワイ州ホノルル

· ユタ州ウェストジョーダン

· ユタ州リーハイ

· ベネズエラ,マラカイボ

フランス領ポリネシア,ウトゥロア

フランス領ポリネシア,ウトゥロアは,フランス領ポリネシアで2番目の主の宮となる。タヒチ・パペーテ神殿は1983年に奉献され,拡張工事をへて2006年に再奉献された。

1843年,宣教師たちは北大西洋からタヒチに向けて出航した。預言者ジョセフ・スミスと十二使徒定員会は,太平洋の「海の島々」に福音を携えて行くために4人の宣教師を召したのである。太平洋地域は今月,宣教師到着180周年を祝っている。 フランス領ポリネシアには3万人近くの末日聖徒がおり,約100の集会所に集っている。 

メキシコ,チワワ

メキシコ・チワワ神殿は,メキシコで25番目の神殿となる。 同国には,奉献された神殿が,シウダーフアレス,コロニアフアレス,グアダラハラ,エルモシージョ,メリダ,メキシコシティー,モンテレー,オアハカ,タンピコ,ティフアナ,トゥストラグティエレス,ベラクルス,ビヤエルモサにある。そのほか,クエルナバカクリアカン,メキシコシティー・ベネメリト,パチューカ,プエブラ,ケレタロ,サン・ルイス・ポトシ,トルーカ,トレオントゥーラで,神殿が建設中,または,神殿の建設計画が発表済みである。

イエス・キリストの回復された福音がメキシコで初めて宣べ伝えられたのは,1870年代である。1961年,メキシコシティーにステーク(教区のようなもの)が組織され,1983年に神殿が奉献された。 メキシコでは,1,875以上の集会所に150万近くの末日聖徒が集っている。

ブラジル,フロリアノポリス 末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師がブラジル南部で初めて福音を宣べ伝えたのは,1928年である。ポルトガル語訳のモルモン書が1940年に出版され,それが同国での教会の新たな発展の時代の火付け役となった。

ブラジル・フロリアノポリス神殿は,ブラジルで稼働中,発表済み,建設中の主の宮のうち23番目となる。 ベレン,ブラジリア,カンピーナス,クリティーバ,フォルタレザ,マナウス,ポルトアレグレ,レシフェ,リオデジャネイロ,ブラジル・サンパウロにある10の神殿が稼働中であり,ブラジル・ベロオリゾンテ神殿とブラジル・サルバドール神殿が建設中である。建設計画が発表された神殿は,ゴイアニア,ジョアン・ペソア,ロンドリーナ,マセイオナタール,リベイラン・プレトサントス,サン・パオロ・イースト,テレジーナ,ヴィトリアの10の神殿である。 今日,ブラジルには約2,175の集会所に,約150万人の末日聖徒が集っている(これは,米国とメキシコを除く他のどの国よりも多い)。

アルゼンチン・ロサリオ

ロサリオはアルゼンチン中東部に位置し,ブエノスアイレスの北西約190マイルの所にある。 アルゼンチン・ロサリオ神殿はアルゼンチンで7番目の神殿となる。その他,バイアブランカ,ブエノスアイレス,ブエノスアイレス市内中心部,コルドバ,メンドーサ,サルタに,建設中,発表済み,または稼働中の神殿がある。アルゼンチン・サルタ神殿は,2024年6月16日に十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老によって奉献される。 アルゼンチンでは,1923年に二人のドイツ系移民が,回復されたイエス・キリストの福音を初めて宣べ伝えた。現在では,725以上の集会所に48万人以上の末日聖徒が集っている。

スコットランド,エディンバラ

死火山の上に建設された都市,エディンバラは,15世紀からスコットランドの首都となっている。

スコットランド・エジンバラ神殿は,スコットランドで初の神殿であり,イギリスで4番目の神殿となる。 イギリスはイングランド,スコットランド,ウェールズ,北アイルランドから成り,300以上の集会所に約18万5,000人の末日聖徒が集っている。 イギリスのそのほかの神殿には,イングランド・ロンドン神殿(1958年奉献),イングランド・プレストン神殿(1998年奉献),イングランド・バーミンガム神殿(2022年発表)がある。

オーストラリア,ブリスベン

ブリスベンはオーストラリアの北東部に位置するクイーンズランド州の州都で,約220万人の人口を有する。 この神殿は,2003年6月のオーストラリア・ブリスベン神殿の奉献に続いてブリスベンで2番目,国内では6番目の神殿となる。ほかにも,オーストラリア・アデレード神殿, オーストラリア・メルボルン神殿,オーストラリア・パース神殿,オーストラリア・シドニー神殿がある。 オーストラリアで初めて支部が組織されたのは1844年であり,その後1851年には伝道部が設立された。1960年代には,ステーク(教区のようなもの)がシドニー,ブリスベン,メルボルンで組織された。これらは,北アメリカ以外で最初に組織されたステークの中に数えられる。

今日国内には,300以上の集会所に10万人以上の教会員が集っている。

カナダ,ブリティッシュコロンビア州ビクトリア

ビクトリア州はブリティッシュコロンビア州の州都で,歴史あるバンクーバー島の南東端に位置している。

カナダでの伝道活動は,1830年代初頭,ニューヨーク州北部およびカナダとの国境近くで教会が組織されたことに伴い,始まった。カナダでは,500近くの集会所に20万人以上の末日聖徒が集っている。

ブリティッシュコロンビア州ビクトリア神殿は,カナダで11番目の神殿となる。カナダで人々が参入している神殿は,ほかにもアルバータ州カルガリー,アルバータ州カードストン,アルバータ州エドモントン,ノバスコシア州ハリファックス,ケベック州モントリオール,サスカチュワン州レジナ,オンタリオ州トロント,ブリティッシュコロンビア州バンクーバー,マニトバ州ウィニペグ神殿がある。アルバータ州レスブリッジ神殿の建設が,2023年4月の総大会で発表されている。

アリゾナ州ユマ アリゾナ州ユマ神殿は,アメリカ合衆国南西部に位置するアリゾナ州で7番目の神殿となる。

1850年代以来,末日聖徒は,回復された福音を宣べ伝えるためと,永住の可能性を探るために,時折ユタ準州からアリゾナに来ていた。アリゾナ州初の神殿であるアリゾナ州メサ神殿は,1927年10月に奉献されている。 同州にはほかにも,ギルバート,メサ,フェニックス,スノーフレーク,ヒラバレー,ツーソンの都市に神殿がある。 

州内には約925の集会所があり,44万人以上の末日聖徒がいる。 

テキサス州ヒューストン  これは,ヒューストン近郊に初めてできる神殿となる。テキサス州ヒューストン神殿は,2000年8月に奉献され,ハリケーン・ハービーによる洪水の後,2018年4月に再奉献された。 

合衆国中南部に位置する同州に初めてイエス・キリスト教会の宣教師が訪れたのは,1843年のことである。テキサス州の教会はここ数十年で急成長を遂げており,2000年には21万人の会員を有した。そして,今日では38万5,000人以上の会員がおり,約750の集会所がある。  この神殿は同州9番目の神殿となる。発表済み,建設中,稼働中の神殿は,ほかにも,テキサス州オースティン神殿, テキサス州ダラス神殿, テキサス州フォートワース神殿,テキサス州ヒューストン神殿, テキサス州ラボック神殿,テキサス州マッカレン神殿, テキサス州マッキニー神殿,テキサス州サンアントニオ神殿がある。 

アイオワ州デモイン デモインはアイオワ州の州都であり,同州で最も人口の多い都市であって,20万人を超える住民を擁する。現在,同州では70近くの集会所に,28万人以上の末日聖徒が集っている。

1840年代,200人近くの末日聖徒の開拓者が,ガーデングローブという小さな集落を作った。そして,その地に作物を植え付け,その後ユタ州への移住を目指して西部に移動して行く開拓者の部隊のために小屋を建てた。集落はほかにも,ピスガ山とカウンシルブラフスに作られている。

アイオワ州デモイン神殿は,同州初の神殿である。

オハイオ州シンシナティ オハイオ州シンシナティ神殿は,オハイオ州コロンバス神殿とオハイオ州クリーブランド神殿に次ぐ,同州3番目の主の宮となる。シンシナティはアメリカ合衆国中西部にある同州第3の大都市で,30万人を超える人口を有する。

オハイオ州カートランド(クリーブランド近郊)は,1830年代には末日聖徒イエス・キリスト教会の重要な中心地であった。この地には神殿が建てられたが,教会員が他の地に移動したために放棄された。コミュニティ・オブ・クライストから,2024年3月5日に同神殿の所有権を譲渡されている。 今日,オハイオ州には約130の集会所があり,6万5,000人近くの末日聖徒が集っている。

ハワイ州ホノルル ホノルルはオアフ島の南西海岸に位置するハワイ州の州都であり,州内で最も人口の多い都市である。   ハワイ州ホノルル神殿は,ライエ神殿,カフルイ神殿,コナ神殿に続く,ハワイ州で4番目の神殿となる。

オアフ島には,教会が経営するブリガム・ヤング大学ハワイ校と,ポリネシア文化センターとして知られる人気の観光スポットがある。

現在,ハワイ州には約145の集会所があり,約7万5,000人の末日聖徒が集っている。  

ユタ州ウェストジョーダン 

ユタ州ウェストジョーダン神殿は,稼働中,改修中,建設中,発表済みを含め,ユタ州で29番目の神殿となる。

ウェストジョーダンは,ソルトレーク盆地の南西側にあるソルトレークシティーの郊外にある。同市の人口は約11万5,000人である。 現在ユタ州で儀式が行われている神殿は,アメリカンフォーク(マウントティンパノガス),バウンティフル,ブリガムシティー,シーダーシティー,ドレーパー,ローガン,モンティセロ,オグデン,オレム,ペイソン,プロボ(プロボシティーセンター),サラトガスプリングス,サウスジョーダン(ジョーダンリバーおよびオーカーマウンテン),セントジョージ(レッドクリフスとセントジョージ),バーナルにある。 ユタ州で建設中の新しい神殿は,エフライム,ヒーバー盆地,リンドン,スミスフィールド,シラキュース,トゥーイル(デゼレトピーク)にある神殿である。ユタ州プロボ・ロックキャニオン神殿とソルトレーク神殿は現在改修中である。 ユタ州マンタイ神殿は2024年4月21日に奉献される。ユタ州テイラーズビル神殿は,2024年6月2日に十二使徒定員会のゲレット・W・ゴング長老によって奉献される。6月16日には,ユタ州レイトン神殿が十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老によって奉献される。

ユタ州リーハイ

リーハイは,「シリコンスロープス」として知られる,ユタ州で成長を遂げているテクノロジー地域の本拠地である。

ユタ郡北部に建設されるユタ州リーハイ神殿は,ユタ州で30番目の神殿となる。1850年に開拓者たちが定住するようになったこの街は,今日では8万5,000人以上の住民を有するまでになっている。 教会の世界本部のあるユタ州には,5,400以上の集会所に約220万人の末日聖徒(州の人口の3分の2近く)が集っている。

ベネズエラ,マラカイボ  ベネズエラ・マラカイボ神殿は,ベネズエラで2番目の神殿となる。ベネズエラ・カラカス神殿は,2000年にゴードン・B・ヒンクレー大管長(1910-2008年)によって奉献された数多くの神殿の一つである。 ベネズエラには230の集会所があり,28万人以上の末日聖徒が全国各地で集っている。1960年代初頭,ベネズエラで働くアメリカ人駐在員は,最初の公式の集会が組織された1966年まで,自宅で教会の集会を開いていた。ベネズエラで初めて誕生した末日聖徒は,1967年にバプテスマを受けた。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.