ニュースリリース

礼拝堂における安全はすべての末日聖徒の責任である

「世界の状況の変化」に対応して建物のセキュリティーガイドラインが改訂される

  

      末日聖徒イエス・キリスト教会は,教会の敷地内における指導者と会員の安全確保に役立つガイドラインを改訂した。「世界の状況の変化」がこの改訂を行うきっかけであると,教会の管理ビショップリックは教会指導者に向けた手紙の中で述べている。

「これらのガイドラインは指導者と会員に教会の建物内および活動における安全を高める方法について教えるうえで助けとなるよう意図しています」と管理ビショップのジェラルド・コセービショップと顧問のディーン・M・デイビーズビショップならびにW・クリストファー・ワデルビショップの署名入りの手紙の中で述べている。「わたしたちは指導者がこれらのガイドラインについてワードおよびステーク評議会で話し合い,必要に応じて地元の問題に対処するために会員に教えるために,これらを活用するようお勧めします。指導者はこれらのガイドラインを適切に応用するとともに,地元の法律を知っておくべきです。」

         このガイドラインは,末日聖徒に緊急事態が生じた場合,地元の警察に頼るよう指示するとともに,安全性を高めるために会員が実践できる幾つかのことを提案している。それには自分の周りに注意を払うこと,落ち着くこと,すべての訪問者に対して友情と敬意を示すこと,教会の建物内で独りにならないこと,および導きと安全に関して聖霊の促しに従うことが含まれている。このガイドラインはまた,礼拝行事が個人またはグループによって妨害を受けた際に,指導者がより良く対応するうえでも助けとなる。
  

                 

 このガイドラインは,銃を乱射する襲撃者やその他の襲撃者に対する対応方法についての助言で締めくくっている。これらの指示は警察ならびに保安の専門家から,そのような状況における最も適切な対応方法として教えられている。指導者と会員は状況に応じて,「逃げる」,「隠れる」,または「闘う」よう指示されている:

「逃げる」–安全な道が確保できている場合は直ちに逃げる。最も安全な出口にすばやく移動し,建物から離れ,安全な場所にすばやく移動する。襲撃者に気づかれないように静かに逃げる。大人は確実にすべての子供たちを監督し子供たちに対する責任を持つ。自分の持ち物を取りに建物や事務所あるいは教室に戻らない。警察に武器と誤解されるようなものを所持しない。

「隠れる」–安全に逃げることができない場合,襲撃者の視界から隠れる。可能であれば,教室や事務所あるいはその他自分が隠れている部屋のドアを閉め,鍵をし,バリケードとなるものを置く。電灯を消し,携帯電話をマナーモードにし,体を低くして,窓から離れる。もし警察と襲撃者の間で銃撃戦となった場合,建物内にいる人は全員,警察から指示があるまでバリケードを施した部屋に留まる。

「闘う」–最後の手段として,もし「逃げる」時間も「隠れる」時間もない場合,襲撃者と闘う。武器として使えるものは何でも活用し,闘って襲撃者をくい止める。他にも人がいれば,一緒に防御する。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.