ニュースリリース

使徒が宗教の自由についてバヌアツ指導者と話し合う

末日聖徒イエス・キリスト教会の十二使徒定員会のゲリー・E・スティーブンソン長老は、2017年8月22日(火)ポートビラにおいてバヌアツ共和国のタリス・オベッド・モーゼス大統領およびシャーロット・サルウェイ・タビマスマス首相と面会した。

 

別のミーティングにおいて、スティーブンソン長老は両指導者に対し、バヌアツ国内の末日聖徒イエス・キリスト教会の会員がイエス・キリストを信じる信仰を自由に行使できていることに対して感謝の意を表明した。

「バヌアツに宗教の自由があることを本当に感謝しています」とスティーブンソン長老は述べた。

「わたしたちの教会の専任宣教師がバヌアツ国内で神に仕え、イエス・キリストの福音を分かち合っています。わたしたちはそれに感謝していますし、そのお返しとして、教会員がこの国の法律を守り、選挙で投票し、政府に支援し、良い市民となれるように教えることができます。わたしたちは教会員に自国の法律に従い、それに敬意を表すように教えています」と語った。

タリス・オベッド大統領は、子どもたちが良い市民、そして将来の指導者となれるように、両親は福音の原則の中で子どもたちを教える責任と義務があると述べ、スティーブンソン長老に賛同した。

「政府は犯罪をコントロールあるいは最小限に抑えるための法律制定に票を投じることはできますが、法律があるからといって国の犯罪増加を抑えることはできません。国民が神を畏れる人になるためには、宗教が重要な役割を果たします」とオベッド大統領は語った。

サルウェイ首相は、バヌアツの憲法の序文は神への信仰と伝統的な価値観という2つの基本的なキリスト教の原則に基づいて書かれたものであるとスティーブンソン長老に伝えた。

「キリスト教は隣人を自分自身のように愛するようにと教えます。わたしたちの国でも、昔からずっと互いに敬意を払うようにと教えてきました。これから何年経っても、この2つの基本的な原則を大切にし、守りたいと思います」とサルウェイ首相は述べた。

スティーブンソン長老はタリス・オベッド大統領とサルウェイ首相に、末日聖徒イエス・キリスト教会は家族を中心に考える宗教であることを伝え、「末日聖徒イエス・キリスト教会では、家族が宗教の最も大切な単位であることを教えの中で強調しています」と述べた。

「わたしたちは父親と母親に対し、彼らが子どもを霊的にも物質的にも自立した人間に育てるという神聖な責任を負っていることを教えます。両親は子どもたちとともに祈り、聖典を読み研究しなければなりません。また両親は子どもたちが良きキリスト教徒、そして良き市民になれるように、福音の原則を用いて、小さいときから青少年になるまで養い育てるという義務があります」とスティーブンソン長老は続けた。

タリス・オベッド大統領とサルウェイ首相はともに、末日聖徒イエス・キリスト教会が会員たちに良き市民となるように、そして政府のために祈るようにと教え続けていることに感謝の意を表した。

またこのバヌアツの政治指導者らは、教会が家族への支援を行っていること、特にサイクロンやその他の自然災害の被災者に対する支援に対して感謝し、緊急食糧支援、住居の提供など、教会が行う人道支援活動についても言及した。

スティーブンソン長老は、末日聖徒イエス・キリスト教会は継続して人道支援活動を行うことをバヌアツの大統領と首相に伝えた。

末日聖徒イエス・キリスト教会がバヌアツで設立されたのは1973年。国内には約8,000人の教会員がいる。

2017年、ゲリー・E・スティーブンソン長老のオーストラリア、バヌアツおよびフランス領ポリネシア訪問には、妻のレサ・スティーブンソン姉妹が同行した。

中央幹部七十人であり太平洋地域会長会の一員であるイアン・S・アルデルン長老と地域七十人のアドルフ・ヨハンセン長老も、スティーブンソン長老・姉妹のバヌアツ訪問に同行した。

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