ニュースリリース

中野ワードで開催された独身成人のファイアサイドで話すシャロン・ユーバンク姉妹

2019年6月9日(日)、中央扶助協会会長会の第一顧問シャロン・ユーバンク姉妹を迎えて、独身成人向けのファイアサイドが中野ワードで開催された。

 

開会にあたりアジア北地域会長会第二顧問の和田貴志長老が、韓国で開催されるEFYカンファレンスについて少し話した。次に、2018年4月の総大会でラッセル・M・ネルソン大管長が話された4つの優先順位について話した:

「わたしたちが世に伝えるメッセージは簡潔で心からのものです。幕の両側にいるすべての神の子供たちに,救い主のもとに来て,聖なる神殿の祝福を受け,永続する喜びを得,永遠の命を受けるふさわしさを身につけるようお勧めします。」

ネルソン大管長の言葉を引用した後、和田長老は愛する人々は幕の両側にいることをわたしたちに思い出させ、イスラエルの集合の業には、生者への伝道活動と、死者のための神殿の儀式があると話した。そして参加者全員に、有効な神殿推薦状を持つようにと励ました。

ユーバンク姉妹は話の冒頭で、以前、自分が鈴鹿で英語教師をしていたことがあると自己紹介。来日できることをいつも楽しみにしており、特に今回はいとこのキャシーとその娘が会場に来てくれていることが嬉しいと述べた。キャシーは数年前に日本で伝道しており、和田長老に福音を教えるのを助けたことがあるという。和田長老はキャシーが今回のファイアサイドに参加することを知らず、キャシーも和田長老がアジア北地域会長会で奉仕していることを知らなかったため、今回の日本での2人の再会は喜びにあふれたものとなった。

ユーバンク姉妹は、今回、日本の独身成人に最初に述べた言葉の中で、中央扶助協会会長会は毎週火曜日に独身成人のために祈っていることを伝えた。

ユーバンク姉妹は話の初めに、自分が返事を書くことになっている48歳の独身の姉妹からの手紙を紹介した。その独身の姉妹は人生の目的を見つけることができずにいた。手紙の中でその姉妹は、すでに子持ちとなった自分の兄弟や、教会の家族を見るにつけ、孤独を感じていたという。「人に奉仕することが大切なのはわかっています。けれども、わたしの居場所はどこにあるのでしょうか?この苦しみには、いつか終わるのでしょうか?」とその姉妹は書いていた。

ユーバンク姉妹は自分が模範としている聖典の独身の登場人物について話した。まずアルマ10章にあるアミュレクについて語った。アミュレクは信望を得ている人であり、大きな富を得ており、多くの親族と友人もいた。心をかたくなにしていたが、天使が現れ、「アルマに会って食事を与えるように。そうすれば主の祝福はあなたとあなたの家族のうえにとどまるであろう」と彼に告げた。アミュレクは従順に天使の指示に従った。彼の従順さが彼を素晴らしい宣教師にした。しかしユーバンク姉妹は、アミュレクはアモナイハで家族と友人を殉教のために失っているかもしれないことに言及した。アミュレクは後にアルマの家でアルマとアルマの息子たちとともに住んだと書かれていることから、ユーバンク姉妹は「アミュレクへの約束は果たされたのでしょうか?」と尋ねた。

「わたしたちの人生において、もし福音に従った生活をすれば祝福を受けますが、時々約束が破られたように思えることがあります」とユーバンク姉妹は話した。

会場では参加者が自分の経験を分かち合った。最初に分かち合ったのは43歳の独身の姉妹で、自分には子供もいないと述べた。彼女は結婚して子供を持つことを常に考えてきたが、それは実現していない。その事実がとても辛く、落ち込み、教会を去ろうとしたこともあったと話した。しかし、後に彼女は自分の人生について個人の啓示を受けた。「その啓示は他の人が考えるものとは違うかもしれません」と彼女は話した。ユーバンク姉妹が求めた続けた啓示が与えられたかを尋ねると、その姉妹は「受けましたが、それが啓示であると分かるまでに時間がかかりました」と話した。

2人目に経験を分かち合った参加者は車椅子に乗った(伊藤弾)兄弟であった。彼は、自分の人生のすべてに意味があると参加者らに伝えた。試練に苦しんだ彼は、「わたしが何をしたからこんな目に遭っているのですか?天父は本当に私のことを愛してくださっているのですか」と思ったこともあったという。しかし、今は自分は正しいことを行っていると分かるようになったという。「疑問もたくさんありますが、自分は神の御手に守られていると感じますし、自分の人生を好きになりました。人に愛を示すために、最善を尽くしたいです」と語った。

「とても力強い証です。今の2人の証に、わたしたちは主の言葉を聞くことができます。わたしたちの人生は思ったようには行かないかもしれません。まだ受けていない祝福があります」とユーバンク姉妹は述べた。

ユーバンク姉妹は、アミュレクの話に戻ってアミュレクが伝道の業に一生を捧げたことを話し、「主はアミュレクを祝福すると約束されました。わたしたちにも同じ約束が与えられています」と述べた。

次にユーバンク姉妹が参加者らに分かち合った聖句はルツ第1章にあった。ルツが夫を亡くしたとき、彼女の義理の母はルツに教会を去って故郷に帰るようにと伝えた。しかしルツは義理の母とともにいることを選んだ。彼女は忠実であったが、未亡人となり、貧しい難民であり、義理の母親と暮らしていた。その後、ルツは再婚し、その家系からイエス・キリストが生まれることになる。「モーセは『わたしはあなたに一つの業を用意している』と言われ、ルツは『わたしはあなたのために一つの場所を準備しています』と言われました。主は、わたしたちすべてに向かって同じことをおっしゃっています」とユーバンク姉妹は語った。

ゾーラムの話は第1ニーファイ第4章に始まる。ゾーラムは、ニーファイを自分の主人のレーバンと勘違いし、ニーファイに言われるままに真鍮の版を渡した。その後、ゾーラムは、ニーファイがレーバンではないことを知り、ニーファイとともに荒れ野を旅するか、エルサレムに逃げて帰るかを即座に決断しなければならなかった。その時、レーバンは永遠にニーファイの友となることを選んだ。ユーバンク姉妹は笑いながら、友になることはゾーラムのスーパーパワーであったのだろうと話した。

最後に、ユーバンク姉妹はマルタについて話した。食事の準備をしているとき、イエスはマルタに弟子になるように招いた。聖典の2カ所からマルタがイエス・キリストの証人になったことがわかる。ヨハネ第11章21節に、マルタは「主よ、もしあなたがここにいて下さったなら、わたしの兄弟は死ななかったでしょう」と話したことが記されている。27節にはマルタが再びイエスについて証し、「主よ、信じます。あなたがこの世にきたるべきキリスト、神の御子であると信じております」と述べる。マルタはイエス・キリストについて証を持った独身成人であった。

ユーバンク姉妹は、聖典に登場する独身成人の偉大な模範を見倣えば、わたしたちもアミュレクのように悲しみを有意義なものに変えることができ、ルツのように忠実であり神がわたしたちに何を望んでおられるかを知ることができ、ゾーラムのように真の友になることができ、マルタのようにイエス・キリストの証人になることができると語った。

ユーバンク姉妹は「イエスはゲッセマネの園でわたしたちの苦しみを負ってくださいました。ですから、わたしたちが苦しむ必要はありません」と証した。

ファイアサイドの参加者の藤田早苗姉妹は指名されて、人生における目的についての啓示を受けたときの経験について分かち合った。神権の祝福を受けたとき、彼女は自分には神が用意された業があると知らされた。断食と祈りを通し、また彼女に開かれた機会を受け入れることで、彼女は導きを受けた。藤田姉妹は英国で人権について教える仕事に携わることが自分の人生の目的だと感じている。「わたしは自分の上司はイエス・キリストだと思っています。わたしは問題解決に向かう時、主を信頼してきました」と会場の独身成人に話した。

最後にユーバンク姉妹は「導きを求めれば、自分がなすべき事柄を見つけることができます。神は皆さんを愛しておられます」と証しした。

ファイアサイド全体を聴くには、ここをクリックしてください: https://bcove.video/2InFsiz

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