ニュースリリース

ラッセル・M・ネルソン大管長を称えるユタ大学医学部

医学部に「ラッセル・M・ネルソン医師とダンツェル・W・ネルソンの心臓胸部外科学寄付基金教授職」を設置

心臓外科医のパイオニアとしてのラッセル・M・ネルソン大管長の業績は、30年以上前の過去のものではなく、現在もその偉業は引き継がれていくことが金曜日の発表で明らかになった。

テンプルスクエアで開催された夕食会で、ユタ大学が「ラッセル・M・ネルソン医師とダンツェル・W・ネルソンの心臓胸部外科学寄付基金教授職(Dr. Russell M. Nelson and Dantzel W. Nelson Presidential Endowed Chair in Cardiothoracic Surgery)」を設置したことを発表した。ネルソン大管長はユタ大学を卒業し、1984年に教会の専任の召しを受けるまで心臓外科医として治療に当たった。2005年に亡くなり、ネルソン大管長の10人の子供の母親である先妻のダンツェルは、ネルソン大管長が開胸手術を追求するにあたり大きな影響を与えた。大管長によると、医師として働く中で、また手術室で使えるほどコンパクトな人工心肺装置を開発するにあたり、ダンツェルは貴重な助けと励ましを与えてくれたという。

 

ネルソ大管長は、金曜日の夜は懐かしい日々を思い出す時間となったという。大管長はこの日、自分とダンツェルがどのように人工心肺装置を生み出したか、1955年に初めて開胸手術を執刀した時の様子、そして17年間にわたりユタ大学の胸部外科研修プログラムを指揮してきた経験について話した。ユタ大学の心臓胸部外科の未来は明るいと大管長は語った。

「ユタ大学で継続して行われる治療と研究によって、この偉大な教育機関が高い評価を受けることになると確信しています」と在職中に7,000以上の手術を執刀したネルソン大管長は述べた。「新しい学長はルース・V・ワトキンス学長、外科学部長にはサミュエル・フィンレイソン、心臓胸部外科プログラムにはクレイグ・セルズマン医師という素晴らしい指導者がいます。彼らと同僚らは引き続き新たな知見を得て、研究は臨床に応用され、ユタ大学医学部の、特に外科学における偉大な記録はさらに塗り替えられることでしょう」と大管長は話した。

寄付基金教授職を受けることになったのは、2008年以来ユタ大学医学部の心臓外科教授を務めるクレイグ・H・セルズマン。

「この職を受けるにあたり、わたしだけでなく他にもたくさんの人々が、この職がわたしには分不相応であることを知っています。しかし、一方でわたしは、わたしたち心臓外科学科が持つビジョンは、この職を受けるにふさわしいと考えています。わたしたちは大管長と姉妹の名を受けるにふさわしく、その名に恥じない働きをしており、その名声を高く保ち、その名によって受け継がれたものをさらに前進させることができると信じています。心臓外科に入局し職務に着く人、そしてユタ大学で働く全職員に、ネルソン先生が教えて下さった価値観と原則をさらに広めます」とセルズマン医師は話した。

ワトキンス学長は、「寄付基金教授職は、ネルソン大管長の将来に目を向けた教育者としての役割と、何世代にもわたる学者や学生たちへの影響を称えるものです。寄付基金教授職は有能な教授陣をユタ大学に集め、そして留まらせると同時に、大学が優秀な教育機関であることを職員の間に知らしめる機会を提供するものとなります。寄付基金教授職はユタ大学を資金提供者、地域社会、そして有能な教授陣と結び付けるものとなります」と話した。

1984年に使徒に召される前、ネルソン大管長はユタ大学の外科学研究教授および胸部外科研修のディレクター、そしてソルトレークシティーのLDS病院では胸部外科の長を務めていた。数々の出版物や医学教科書の執筆も行った。心臓外科医として米国内や海外の多数の国を回り講義を行った。

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