末日聖徒イエス・キリスト教会のトーマス・S・モンソン大管長は、ブラジル・ブラジリア、フィリピン・大マニラ、ケニヤ・ナイロビ、アイダホ州ポカテロ、ユタ州サラトガスプリングスに建てられる5つの新しい神殿の建設計画を発表した。この発表は、教会の第187回年次総大会の日曜午前の部会の開会の言葉の中で行われた。
発表された5つの神殿により、現在稼働中の神殿の合計が155、建設が発表されたか建設中の神殿の合計が27で、世界中の神殿の数は182となる。今年は、フランス・パリ神殿(5月21日)、アリゾナ州タクソン神殿(8月13日)、アイダホ州メリディアン神殿(11月19日)、ユタ州シーダーシティー神殿(12月10日)を含む5つの神殿の奉献式が行われる。アイダホ州アイダホフォールズ神殿は6月4日に再奉献される。ドイツ・フランクフルト神殿、アイダホ州アイダホフォールズ神殿、ユタ州ジョーダンリバー神殿、カリフォルニア州オークランド神殿、ワシントンD.C.神殿の5つの神殿は改装中である。改装中の神殿は、現在稼働中であるとみなされる。
ブラジル・ブラジリア
ブラジルには、アメリカ合衆国とメキシコを除いた他のどの国よりも多くの末日聖徒(130万人以上)がいる。ブラジル・ブラジリア神殿は、ブラジルで建設が発表された10番目の神殿である。カンピーナス、クリティーバ、マナウス、ポルト・アレグレ、レシフェ、サンパウロの6神殿ではすでに儀式が執行されており、フォルタレザ(2011年11月15日鍬入れ式)、リオ・デ・ジャネイロ(2017年3月4日鍬入れ式)、ベレン(2016年4月3日発表)の3神殿は、建設が発表されたか、建設中である。
フィリピン・大マニラ
フィリピン大マニラ地域に建てられる神殿は、マニラで二つ目の神殿となる。フィリピン・マニラ神殿は1984年に奉献された。この発表によって、フィリピンにはすでに発表されたか、奉献されている神殿は4つ(セブシティー、マニラに2つ、ウルダネタ)となる。人口1億400万人のこの国には、約75万人の末日聖徒がいる。
ケニヤ・ナイロビ
人口約4800万人のケニヤには、約1万3千人の教会員がいる。この神殿は東アフリカ地域の約3万人の会員が利用することになる。アフリカには、稼働中の神殿が3つ(ナイジェリア・アバ、ガーナ・アクラ、南アフリカ・ヨハネスブルグ)、建設中が2つ(コンゴ民主共和国・キンシャサ、南アフリカ・ダーバン)、そしてナイロビのほかに建設が発表された神殿が2つ(コートジボワール・アビジャン、ジンバブエ・ハラレ)あり、アフリカの神殿は合計で8つとなる。
アイダホ州ポカテロ
アイダホには稼働中の神殿が4つ(ボイシ、アイダホフォールズ、レックスバーグ、ツインフォールズ)ある。アイダホフォールズ神殿は改装中で2017年6月4日に再奉献される予定であり、メリディアン神殿は完成間近で2017年11月19日に奉献される予定である。アイダホ州ポカテロ神殿はアイダホ州で6番目の稼働する神殿となる。人口170万人のアイダホ州には約45万人の末日聖徒がいる。
ユタ州サラトガスプリングス
末日聖徒イエス・キリスト教会の管理本部があるユタは、州人口約310万人で210万人の教会員がいる。ユタ州には、バウンティフル、ブリガムシティー、ドレーパー、ローガン、ジョーダンリバー、マンタイ、モンティセロ、マウントティンパノゴス、オグデン、オーカーマウンテン、ペイソン、プロボシティーセンター、プロボ、セントジョージ、ソルトレーク、バーナルの16の稼働中の神殿がある。ジョーダンリバー神殿は大規模な内装の改修工事を行っており、シーダーシティー神殿は2017年12月10日に奉献予定である。サラトガスプリングス神殿は、ビーハイブ州(ユタ州のニックネーム)で18番目の神殿となる。
神殿について
末日聖徒は、神殿は「主の宮」であり、地上で最も神聖な場所であると考えている。神殿は誰でも参加できる日曜の礼拝行事が行われる教会堂やチャペルと異なり、イエス・キリストの教えが結婚やバプテスマ、その他の家族を永遠に結ぶ儀式などを通して再確認される場所である。