ニュースリリース

テンプルスクエアに体験型施設を併設した家族歴史図書館がオープン

歴史的名所であるテンプルスクエアに家族歴史を探求できる新たな施設がオープンした。

2017年2月8日(水)、体験型施設を併設した家族歴史図書館が開館した。1万139平方フィートの広さの体験型施設は、世界最大の系図図書館のメインフロアーに開設され、訪問者が最新のテクノロジーを使った系図探求を体験できる。入場は無料で一般公開されている。

 

末日聖徒イエス・キリスト教会の十二使徒デール・G・レンランド長老はグランド・オープニング・イベントで挨拶し、次のように語った。「莫大な費用が投資されたこのプロジェクトは、家族と先祖との結びつきを個人的に体験することを可能にしました。」

この新しい施設は地域の人々にとって贈り物である、とレンランド長老は述べた。「このディスカバリーセンターの開設は、今後数世紀にわたって改築されていくであろう家族歴史図書館の最初の大規模な改装でした。」

レンランド長老はセンターを紹介するために、アイデンティティ、家族、遺産、永遠、愛、という言葉を用い、次のように言及した。「個人が神を信じるか、信じないかに関わらず、先祖とのつながりはわたしたちが何者であるかを知るための助けとなることは間違いありません。」

 

「わたしたちは家族が家族を結びつけるという偉大な作業の一部なのです」と語ったのは、末日聖徒イエス・キリスト教会中央初等協会会長のジョイ・ジョーンズ姉妹である。「わたしたちは、前の世代と後に続く世代をつなぐ役目となるのです。」

「みなさんにはまだ見つかっていない宝があります。その宝は、困難な時にみなさんを強めてくれるものです。そのような宝が皆さんにあることをお約束します」と述べ、家族をセンターへ連れてくることで家族の関係がより近くなり、困難に立ち向かう能力を高めることができると語った。

末日聖徒イエス・キリスト教会家族歴史部門の担当幹部であり、ファミリーサーチ・インターナショナルの取締役会会長でもあるブラッドリー・D・フォスター長老は、次のように語った。「この施設は、訪問した方々が先祖とのつながりを体験できる場所です。それは、名前でだけでなく、先祖がどんな人々であったのか、彼らが生きた時代はどういう時代であったのか、何を考え、何を信じ、どう行動したのか、を発見できる場なのです。」

毎年、世界中から大勢の人々が家族歴史図書館を訪れる。新しい施設は、団体訪問者や様々なグループ訪問者を収容可能である。

「ここで体験することは、家族歴史に多少興味があるだけの人にとっても、熟練の系図探求家にとっても、生きていく力になることでしょう」と語るのは、教会家族歴史部門のマネージングディレクターであり、ファミリーサーチ・インターナショナルのCEOであるステファン・ロックウッド。

センターに入場すると訪問者はアイパッドを渡され、個人のファミリーサーチアカウント(無料で開設可能)にログインする。施設内の各ステーションにあるアイパッド設置所にアイパッドを装着することによって、ファミリーサーチやファミリーツリーの実体験ができる。施設を訪れる前にオンラインで無料のファミリーサーチアカウントを作成し、ファミリーツリーに名前を入力しておけば、センターでの体験がより満足いくものとなる。

家族歴史図書館のマネージャーであるタムラ・スタンフィールドは、「従来、系図探求はマイクロフィルムや書籍、記録の山を検索しなければなりません。この施設では、すでに保存されたそれらの情報をもとに、楽しいアトラクションを体験できます。先祖にまつわるストーリーや経験を知ることができるのです」と語った。

家族歴史図書館の上層部の4つのフロアーでは、引き続き系図スペシャリストのために歴史的記録や情報源、助言を提供していく。

一階部分のメインフロアーでは、若者たちが等身大のタッチスクリーンで先祖の歴史を探求できる。また、センターを訪れた記念に、さまざまなバックグランドの人物に自分の顔写真を当てはめて記念撮影ができるコーナーもある。小さな子どものいる家族のためには、子どもたちのプレイスペースも準備されている。

「ここを訪れて、僕の先祖にはアイルランド、英国、スウェーデンのルーツがあることを知りました。カナダのルーツが1%あるということは、ここに来るまで全く知りませんでした。すごいことだと思いました」と語るのは、17歳のジョナサン・フレッチャー。彼と11歳の妹キャサリンは、センターのあるアトラクションを体験中、歌手のエルビス・プレスリーと親戚関係にあったことを知った。「エルビスとわたしたちは13代離れたいとこの子同士なんです!」

別の訪問者、ブライアン・エッジャートンは「すごい施設です。」と感想を述べた。エッジャートンは25年系図探求を続けてきた。「これまで調べてきたことが視覚的にわかるので、系図探求にますます夢が広がります。文字や記録、文書だけでなく、地図や写真まで見られるのはすごいことです。」

フォスター長老は、「ここで体験することと同じことを、オンライン上で世界中の人に体験してもらいたいと願って努力しています。ですが、ソルトレイクを訪れることが可能であれば、ぜひ、ご家族を連れていらしてください」と語った。

ロックウッドは、「ご覧いただければわかるように、施設は家族がともに家族歴史を探求できるように作られています。『もう帰る時間だ』と子どもに言わなければならない親御さんたちを見てると、気の毒に思います(笑)」と語った。

家族歴史図書館の体験型施設は、月曜から土曜まで開館、日曜日は閉館している。チケットは不要。20人以上の団体の場合は、FamilySearch.org/Discoveryにてオンライン予約が可能である。

ソルトレイク市のジョセフ・スミス・メモリアル・ビルにあるファミリーサーチ・センターとディスカバリー・センターは引き続きオープンしている。

                                          

ファイリーサーチ・インターナショナルは、世界最大の系図探求団体であり、末日聖徒イエス・キリスト教会のボランティアによって運営されている非営利組織である。

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