ニュースリリース

ソルトレーク神殿の閉鎖作業が進む

ソルトレーク神殿は大規模な改修工事のために閉鎖された。その数時間後,神聖な儀式を行っていた場所を建設現場に代えるためにワーカーは準備に大わらわだ。

 数週間に及ぶ閉鎖の工程は,数年にわたるプロジェクトの最初の大事なステップである。このプロジェクトは,歴史的な神殿を修理し,刷新し,耐震構造を強化するためのものである。

神殿地域ディレクターのリッチ・サットンはこう語る。「末日聖徒イエス・キリスト教会の神殿を改修するときはいつものことですが,神聖なものを取り除き建物を建設現場とするために閉鎖作業をしなければなりません。わたしたちはこのプロセスのために何ヶ月も準備してきました。神殿は12月29日に参入できなくなりましたが,ほとんどその直後にこの行程が始まりました。」

教会歴史部のキュレーターであるエミリー・アットはこう付け加えた。「ソルトレーク神殿は,その規模と1893年までさかのぼる歴史のためにかなり独特です。この建物は長い間,細心の注意を払い保存されてきました。次の大事なステップに入るための準備をすることは神聖な経験です。

閉鎖作業のあらまし

閉鎖工程では,教会の神殿部が神聖なものを建物から取り除く作業を行う。それには神殿着,神殿の記録,そのほか神殿の儀式を完成させるために必要なものを取り除く作業が含まれる。この作業が終わり次第,神殿はもはや奉献された建物とは見なされず,改修のために入る人々も推薦状を得る必要はなくなる。同時に,ワーカーは神殿の洗濯物を片付け,事務所,保管用のクローゼットを片付ける。

次のステップは神殿から家具を取り除くことである。ワーカーはすべての家具を保管するのに最適な倉庫や教会の施設に移動できるように入念な確認を行う。また,地元の非営利組織を支援するために家具を寄付する場合もある。

家具に加えて,改修期間中に保護する必要のあるステンドグラスの窓や,歴史的に重要な照明器具などを取り外す必要がある。また,改修期間中もそこに残しておかなければならない歴史的な仕様を保護するためのインフラを整備しなければならない。ソルトレーク神殿の工芸品の幾つかは,改修期間を通して何回かカンファレンスセンターに展示される予定だ。

閉鎖作業の最後のステップは,アスベストの除去と神殿建築に必要な仮の電力や設備を整えることだ。これが完了すると,作業チームは神殿を改修し,耐震補強する細心のプロセスを開始する。これからやって来る世代に耐えられるようにするためだ。

歴史的な改修を担当するディレクターのアンディー・カービーはこう語る。「「この神殿が建設現場になったとしても,その神聖な目的と歴史を見失うことはありません。閉鎖作業のおかげで,神殿の中にあるものを大切に保存し,その後主の家を補強し守るための工事に集中することができるのです。」

神殿の大切さ

末日聖徒にとって神殿は地上で最も神聖な礼拝の場所である。神殿は教会の集会所(礼拝堂)とは異なる。地元の集会所で行われる日曜日の礼拝や週日の活動にはすべての人が招待されている。しかしながら,神殿の主要な目的は,教会の忠実な会員が神聖な儀式を受けることにある。それには,家族を永遠に結び固める結婚式や,生存中にバプテスマを受ける機会得ずに亡くなった先祖のための身代わりの儀式などが含まれる。

ソルトレーク神殿の改修は2024年に完成する予定だ。それに続いてオープンハウスと再奉献が行われる。テンプルスクウェアは改修期間中も開放されており,カンファレンスセンターでは新しく訪問体験ができるようになった。

テンプルスクウェアの詳細情報についてはTempleSquare.org.で閲覧できる。

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