ニュースリリース

キリストの誕生を祝う大管長会クリスマスディボーショナル

愛し、仕え、赦すようにと諭すモルモンの指導者

「クリスマスの季節にわたしたちが経験する感情を最も適切に表す言葉があります。それは『愛』です。最終的にクリスマスに祝う贈り物は愛であり、御子という神からの贈り物です」と2017年12月3日(日)、ソルトレークシティーのテンプルスクエアにあるカンファレンスエンターで開催された恒例のディボーショナルにおいて、末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長会第二顧問のディーター・F・ウークトドルフ管長が語った。

「このクリスマスの季節に、その愛に触れた心は温かくなります。人に親切にし、助けの手を差し伸べ、慈悲深い心を持つように仕向ける思いに満たされます。クリスマスはわたしたちにもっと深い愛を持つようにと励まします」とウークトドルフ管長は続けた。

ウークトドルフ管長は、東ドイツの貧しい環境で育った幼少期のクリスマスの思い出について「わたしたちは7年間に2度も家を出て難民となりました」と分かち合った。クリスマスツリーを見つけるのは難しく、贈り物は手作りの物であることがほとんどであったという。「とても貧しい時代でした。けれどもわたしはそのような時期を幸せだったと考えています。それは家族が互いに愛し合っており、そして主と主の教会に対する愛もあったからです」とウークトドルフ管長は回顧した。

「わたしたちの救い主は模範によってすべての人を愛するようにとわたしたちに教えてくださいました。また主はわたしたちに、神を愛し、隣人を自分自身のように愛しなさいと教えられました。クリスマスは愛を示す季節です」と中央初等協会会長会第二顧問のクリスティーナ・B・フランコ姉妹が語った。

 

フランコ姉妹は、幼い頃を過ごしたアルゼンチンで、クリスマスを病院で過ごす子供たちに自分のお気に入りのおもちゃの一つを上げた時のことについて話した。

またフランコ姉妹は、クリスマスは人に仕える時期であるとも語った。「クリスマスには、イエス・キリストの代理人として時間を捧げ全人類に奉仕する宣教師のことを考えます。多くの時間を割いて信仰深く召しを果たしてくださるすべての兄弟姉妹について考えます。そして、今、わたしたちの安全を守るために軍隊で働いてくださっている軍人のことを考えています」と話した。

フランコ姉妹は、クリスマスは人を赦す時期でもあるといい「人を赦すとき、わたしたちの生活に平安と喜びがもたらされます」と述べた。

「最高の贈り物を贈りましょう。感謝の心を持ってお気に入りのおもちゃを犠牲として差し出せるようにしましょう。使い古したおもちゃであってはなりません。そして、愛という贈り物、奉仕という贈り物、心からの赦しという贈り物を贈りましょう」と励ました。

中央幹部七十人ケビン・R・ダンカン長老は、ユタ州の農村で育った経験など過去のクリスマスについて話した。「わたしはクリスマスが誕生日であるイエス・キリストという人物について学び始めていました。彼の誕生日を祝っているのに、プレゼントをもらうのはわたしたちというのがとても気に入りました。」

ダンカン長老は続けて「幸いなことに、成長と共にわたしの救い主に関する理解は増し、彼の誕生、誕生日、生涯、奇跡、力、犠牲、贖い、復活についてわかるようになりました。最も大切なのは、主の威厳と人知を超える愛を理解することができるようになったことです」と述べた。

「子供の頃は、クリスマスは1年に1回来るだけだと思っていましたが、大人になって毎日がクリスマスであることが分かりました。わたしたちを愛してくださる天父の愛、そして愛する救い主イエス・キリストのおかげで、わたしたちは毎日、天からの贈り物を受け取っているのです。」

大管長会第一顧問のヘンリー・B・アイリング管長がディボーショナルの司会を行い、音楽はモルモンタバナクル合唱団とテンプルスクエア・オーケストラが提供した。

「どこにいても、もっと親切にし、もっと人を赦し、裁くのを止め、もっと感謝の気持ちを持ち、自分たちに多く与えられたものをもっと惜しみなく貧しい人に分かち合うことをクリスマスの伝統にしましょうと」とウークトドルフ管長は最後に語った。

世界中でLDS.org、モルモンチャンネル、BYUtvを通して、また地域の集会所で、ディボーショナルの生放送が視聴された。ディボーショナルの全収録映像はこちら。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.