ニュースリリース

カンボジアのカンメース地方で続く慈悲の精神にあふれた使命

末日聖徒イエス・キリスト教会の人道支援部門であるLDS慈善事業団による慈悲の精神にあふれた使命は慢性の干ばつによって被害の出たカンメース地域で続いていた。カンボジアのコンポントムとスヴァイリエン地方に住む1,200の家族に最初の支援物資が配給されてから3か月も経たずして、今回、4日間にわたり追加の食糧配給があり、5,000の家族と5つの異なる地域にまたがる11の生活共同体に配られた。

元々最も貧しい地方である上に、今回の干ばつ被害の一番大きかった地域に今回の支援が向けられた。当初、宗教省のミン・キン上級大臣によって支援の要請があったが、このプロジェクトが実を結ぶのを前に同大臣は癌で亡くなった。今回のような大規模救援プロジェクトには約1年にわたる綿密な計画と、末日聖徒イエス・キリスト教会、カンボジア国内にいる人道支援宣教師、政府役人、そして村や生活共同体の指導者との間の調整作業が必要であった。肩を寄せながら救援を待つ被災者の光景は心痛むものであった。

         

宗教省の故ミン・キン上級大臣の娘ミン・チャンディニス令嬢と妻のヌグオン・テゥオンム夫人は配給所に姿を見せ、地域の人々に向けられた教会の援助に大きな感動を受け、教会への感謝の意を表した。

「今回の支援が父にとって、そして父の思い出とわたしたち家族にとって、どれほど大きな意味を持つかを言葉に表すことはできません。LDS慈善事業団は言葉だけでなく行動を通して被災者に対して愛を示し支援を行ってくださいました」と娘のチャンディニスは述べた。

         

政府役人は毎日現場に姿を現し、LDS慈善事業団の多大な支援に対し感謝の意を表し続けた。さらにコンポンチャムにある末日聖徒イエス・キリスト教会の地方部会長であるコン・リム会長と数人の宣教師は、運搬車両への物資の荷積みを手伝った。

配給品を受け取るために、村人たちは配給開始時間の何時間も前から高温の中を地面に座って根気よく待ち続けた。赤ん坊を抱いている人、子どもと一緒に並ぶ人、高齢の男女など、多くの人々が干ばつの被害に遭いながらも、隣人と物資を分かち合っていた。米、麺、料理油、魚醤など自分たちのための物資が目の前に積み上げられるのを見て、また自分たちが1カ月以上生活するのに十分な食料品を持ち帰ることができることに、村人たちは感謝の気持ちで満たされた。

       

人道支援活動に対して末日聖徒イエス・キリスト教会の会員が寄せた善意、寄付、貢献への感謝の気持ちは笑顔、ハグ、会釈、時には涙で示された。教会の会員は救い主イエス・キリストが模範によって教えた「愛はいつまでも絶えることがない」という教えを信じ、主の模範に従おうとしている。

各地方で毎日、感謝に満たされた村人が支援物資を受け取るという同じ光景が繰り返される。

これは実に「慈悲の精神にあふれた使命」であった。

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