ニュースリリース

イベントを通してファーストネーションズに関する真実と和解について探求するモルモン

2017年6月10日(土)、ファーストネーションの食事、音楽、ダンスが歓迎ムードあふれる場所で見られた。それはモルモンの集会所であった。

ラングレーにおいて週末に開催されたこの文化の祝賀会は、サレーとアボッツフォード異宗教間評議会とともに末日聖徒イエス・キリスト教会広報部のブリティッシュコロンビア州調整評議会がホスト役となって行われた2つのイベントの1つであった。

 

教育講演と文化イベントという2つのイベントは、カナダの真実和解委員会(TRC)の発見事項を地域住民に知らしめることを目的としたものであった。

カナダ先住民の歴史や彼らが受けてきた扱いに関する調査結果をまとめ終えた後、TRCはカナダ政府、教会、教育機関、そしてカナダの一般大衆に向けて94に及ぶ項目の実施を要請した。その中の一つは「当事者である教会の指導者ら」に和解契約に応じることを要求し、そしてそれらの教会と他の宗教団体に対して、先住民の宗教指導者と協力して「アボリジニが信じる霊的な事柄に敬意を払う」必要があることを広く知らしめ、また教会の信徒たちに「アボリジニを非アボリジニ文化に同化させるために作られた寄宿学校の歴史と遺産」についても教えることを要求するものであった。

「真実とは?和解とは?」と題する教育講演がクワントレン工科大学のブリティッシュコロンビア州ラングレーキャンパスにて行われた。

この教育講演の聴衆者には地域および教育の指導者たちが数名いた。ラングレー郡の議員であるペトリナ・アルナソンは、「講演を聞いてとても励まされ、勇気をもらいました」と述べた。

また別の地元指導者でラングレー市の議員であるルディ・ストルテブームは、「このようなイベントは地域住民がいろんな民族と信頼関係を築くために重要です」と語った。

教育講演は、地元のクワントレン団の長老であるファーレー・アントワンが行うスマッジ・セレモニー(神聖なハーブを燃やし、その煙によってお清めを行う儀式)によって始まった。このイベントの話者は、ブリティッシュコロンビア州のカナダ弁護士協会のアボリジニの弁護士フォーラムの共創設者イザベル・ジャクソン、そしてビクトリア大学の先住民法に関するカナダ研究の教授であり2017年のキラム賞受賞者であるジョン・ボローズであった。このイベントの座長はメティス遺産の弁護士の一人であるサマンサ・ウラノが務めた。

           

講演後の夜には文化イベントが行われ、100人以上の出席者が「フレンドシップサークル」を作りダンサーとともに踊った。

地域住民のための文化イベントでは、ポイント家のメンバーによる太鼓とダンスが披露された。

このイベント中、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員であり国際的なTRC専門家として知られるボローズは出席者に向かい、「創造主の家族の兄弟・姉妹・子どもとして互いに分かち合い、助け合い、ともに働くことを通して癒しを求めましょう」と励ました。

神学者および学識者でありハーバード神学校の教授でもあったスウェーデン人のクリスター・ステンダールの言葉を言い換えて、バローズは「先住民の敵と話すのではなく、地域にいる先住民の人々と話し、彼らを理解するように努めましょう」と述べた。またバローズは参加者に尊敬する少数民族または宗教団体が有する要素あるいは伝統を探すようにと励ました。これらの両イベントは「同胞を愛することで神に愛を示す」という末日聖徒イエス・キリスト教会の重要な教えを強調するものであった。

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