ニュースリリース

さいたまステークのヘルピングハンズ、台風19号にて被災した果樹園にて復興支援活動を行う

 

2019年11月4日、末日聖徒イエス・キリスト教会さいたまステーク*1のヘルピングハンズ*2が先の台風19号で被害を受けた個人宅の果樹園で復興支援ボランティアを行った。

このたびのボランティアはさいたまステーク会長会の第一顧問である柿木会長が中心となり、東松山市の社会福祉協議会を通して調整、実現したものである。

当日の参加者は当教会から合計22名ほど、他の2団体からの参加者もあわせて40名程度が被災した果樹園で作業を行った。

柿の木や栗の木などが数百本も立ち並ぶ広大な果樹園には、近くの田畑や川から流れてきたワラや流木、小枝が大量に流入し、耕作が不可能なほどに散乱していた。

最初はどこから手をつければいいのかわからないほどの状態だったが、チェーンソーを持参した他団体の参加者と協力し、大きな流木を裁断してもらいそれを運ぶなど、連携して作業を行った。

9時から始まったボランティア活動は昼の休憩をはさんで続けられ、流入物がおおかた片付けられた状態で16時に終了した。

今回のボランティアを依頼された果樹園の持ち主の方のご自宅は床上50センチほどまで浸水し、1階部分はいまも生活できる状況ではない。参加したさいたまステークの興津勲(おきつ・いさお)兄弟*3は、このような大きな被害を被ったご家族が作業日のお昼に味噌汁をふるまい、ボランティアひとりひとりに暖かい言葉をかけてくださったことに感銘を受けた、という。

「逆にこちらが励まされ、力をもらいました。ボランティアは助けられる側だけでなく、助ける側も力をもらえる活動なんだなと感じました。10月の総大会でネルソン大管長が『大切な第二の戒め』で話されたように、ボランティアはまさに、ミニスタリング*4の神髄だと改めて感じました」。

東松山市では引き続き個人、団体を受け付けていて東松山市の公式サイト(http://www.city.higashimatsuyama.lg.jp/)にてボランティアの受付を行っている(11月25日現在)

*1:ステーク 地元の会員の集まりである「ワード」が集まって構成される、より大きな地域的組織

*2:ヘルピングハンズ ヘルピングハンズ・プログラムは、末日聖徒イエス・キリスト教会の会員とその隣人たちが協力し合って地域奉仕を提供するもの。ロゴ入りの黄色いビブスがトレードマークである

*3:兄弟、姉妹 教会では,すべての人が神の子供たちであるとの教えから,男性を兄弟(Brother),女性を姉妹(Sister)と呼称する

*4:ミニスタリング ミニスタリング(Ministering)とは,イエス・キリストが行ったように,人々の必要をよく見極めて一人一人に仕えること。キリストの弟子であるクリスチャンの奉仕の理念である

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.