ニュースリリース

LGBTの親とその子供たちに対する方針が
愛に基づき変更されたことを預言者が発表

世界中の大学生年齢の末日聖徒に5つの重要な真理を分かち合うネルソン大管長

「神がすべての人々に最高のものを与えたいと願っていらっしゃることが聖典に書かれています(モーセ1:39参照)。神が行われることは純粋な愛に基づいています。神の愛を伝えるために神ご自身が召された預言者たちも、同様に純粋な愛に基づいて奉仕しています」と末日聖徒イエス・キリスト教会のラッセル・M・ネルソン大管長は世界中のヤングアダルトの年齢の末日聖徒らに話しかけた。

 

ユタ州プロボにあるブリガム・ヤング大学での話の中、エネルギーに溢れた95歳の世界的宗教指導者は、重要な真理についてヤングアダルトに語った:(1)人類は神の子である、(2)真理に疑いはない、(3)神はご自分の子らを愛しておられる、(4)神はご自分の子らを助けるために預言者を召される、(5)神の子らは自分自身で何が真理なのかを知ることができる。(5つの真理についての詳細は、ネルソン大管長の講話「神の愛と律法」の全文を参照のこと)

神は真理を教えるために預言者を召されるという4つ目の真理について、ネルソン大管長は自分自身と同僚である教会指導者にとって細心の注意を必要とする奉仕についてオープンに話した。

「責任を果たす中で、わたしたちは日の栄の王国(聖典において明らかにされた天における最高の階級)で昇栄するために天父がわたしたちに求めておられる条件について教えるときに、思いやりに欠けると責められることがあります。しかし、神が明らかにされた真理を教えない方が、よほど思いやりに欠けるのではないでしょうか。わたしたちが神の真理を宣言するのは、まさしくわたしたちが神の子すべてを愛しているからなのです。重要なことですが、真理を教えるわたしたちの責任は、神の律法を変える権能をわたしたちに与えるものではありません」とネルソン大管長は述べた。

結婚とLGBTの問題に関して言えば、真理を述べることが最近ではあまり時代の流行にそぐわないものになってきている。世界中の国々で同性婚が容認されるようになったが、ネルソン大管長は「神は結婚の定義を変えてはおられません」と語った。

そしてネルソン大管長は、教会の教義と方針には重要な違いがあるとして、1830年代にジョセフ・スミスによって明らかにされ、教会の管理に柔軟性を与えるものとなった教会の教義と聖約について話した。

「大管長会および十二使徒定員会であるわたしたちには神の律法を変えることはできませんが、わたしたちには『教会を築き上げ、すべての国々において教会の諸事をすべて整える(教義と聖約107:33) 』責任があります。そこで、わたしたちは主がそのように導かれるときに、方針に調整を加えることがあります。最近、いくつかの調整が行われたのをご覧になっていると思います。福音の回復は進んでいるため、方針の変更も続くことでしょう。」

これについてネルソン大管長は、2015年11月に施行され、今年になって変更が加えられたゲイおよびレズビアンの親を持つ子供たちがバプテスマを受けるには、大管長会からの許可を必要とする方針について重点をおいて説明した。

「当時、わたしたちは長期に渡りこれについて熱心に祈り、話し合いを重ね、ゲイまたはレズビアンの両親とその子供たちの間の摩擦を抑える方法を考えていました。親子がケンカするのではなく、家庭に一致をもたらすように助けたいと思いました」とネルソン大管長は述べた。

2015年11月の新しい方針を取り入れても、この問題は収まらず、さらなる指導を仰ぐために神への祈りは続けられた。

「わたしたちは、この2015年の方針によって懸念や混乱が生じ、またある人々にとっては心痛を与えるものとなったことを認識していました。それによってわたしたちも深い悲しみを経験しました。神の息子・娘が涙を流すとき、それがいかなる理由によろうとも、わたしたちも心を痛め涙を流します。したがって、わたしたちの主への懇願は続きました」とネルソン大管長は続けた。

2015年の末から2019年の春(方針が変更された時期)まで、教会指導者らは引き続き祈り神に助けを求めていた。LBGTである親が自分の子供にバプテスマを受けさせることを例外的に認めてもらうことを望んだ場合、そのほとんどのリクエストが受け入れられることになった。2019年4月、教会は3つの重要な変更について発表した。まず1つはLGBTの親を持つ子供は大管長会の承認を受けなくても地元のビショップによってバプテスマの許可を得ることができるようになった。2つ目に同様の子供が命名と祝福を受けることができるようになった。3つ目に、教会は同性愛者間における不道徳行為を、男女間の不道徳行為と同様に扱うことを明言した。

「一部の人々にはそのように見えないかもしれませんが、この件に関する2015年および2019年の方針の調整は、天父がご自分の子供たちに寄せられる愛と、その子供たちに仕える兄弟たちの愛によってもたらされたものです。天父が子供たちを深く愛していらっしゃることをわたしたちは感じ、年齢や個人的状況、性別、性的指向やその他、いかなる試練に遭っているかにかかわらず、わたしたちは神の子全員を深く心にかけています」とネルソン大管長は話した。

ネルソン大管長の講話の全文は「神の愛と律法」を参照。

https://www.ldschurch.jp/acp/bc/Japan/news/2019/President_Nelsons_Talk_BYU_Devotional_2019.pdf

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.