ニュースリリース

ウークトドルフ管長、テキサス州のハリケーン・ハービーの被災者を訪問

コセービショップとその他の指導者も支援活動

ハリケーン・ハービーが去った後にテキサスを訪問するモルモンの指導者ら。

2017年9月3日(日)、末日聖徒イエス・キリスト教会のディーター・F・ウークトドルフ管長がテキサス州ヒューストンを訪れ、現地の教会員らと会うとともに、ハリケーン・ハービーで被災した地域を視察した。大管長会第二顧問であるウークトドルフ管長、管理ビショップリックジェラルド・コセー管理ビショップ、中央幹部七十人J・デビン・コーニッシュ長老は、洪水による被災者や清掃支援に携わるボランティアらの末日聖徒が4つのワードから集まって行われた聖餐会に出席した。

 

ウークトドルフ管長は聖餐会出席者に向かい大管長会からの愛と支援のメッセージを伝えた。「わたしたちは皆さんに愛を伝え、祝福します。皆さんの支援活動の邪魔をしたくはありませんので、長い話をして引き留めるつもりはありません。」

「教会は組織ではなく、実は兄弟・姉妹一人ひとりが教会そのものなのです。違いを生むのは皆さんです。皆さんの働き、奉仕、愛、優しさそのものが教会自体を反映するものです」とウークトドルフ管長は続けた。

「前進しましょう。外に出て、被災者を助け、相手が誰であるかにかかわらず奉仕の業を行いましょう。そして、福音が何であるかを示そうではありませんか。福音は希望と優しさ、そして隣人に手を差し伸べることを教えるメッセージです」とも伝えた。

出席者のほとんどはモルモンヘルピングハンズのベストやTシャツを着用しており、ウークトドルフ管長の教えに従い、友人、隣人を助けるために清掃作業を支援した。

ハリケーン・ハービーが去った後のヒューストンで教会員に話しかけるウークトドルフ管長

現地では200ワード以上、56,000人以上の会員によってモルモンヘルピングハンズの複数のグループが組織され、今後数週間、数カ月にわたり各地で同様に清掃作業、復興支援活動が行われることになる。

「皆さんの笑顔を見るだけで気持ちが和みます。厳しい状況にありますが、わたしたちが礼拝し、また祈るとき、そして助けを必要とする隣人に手を差し伸べるときに、わたしたちには祝福が与えられることを知っていますので、自信を持って将来に向かって進むことができます」とコセービショップは出席者に向かって話した。

ハリケーン・ハービーが去った後に教会員と話す管理ビショップリックのジェラルド・コセービショップ。

聖餐会の後、ウークトドルフ管長らは教会の支援活動の調整作業が行われている近くの指令センターを訪れた。

教会は多額の援助資金とトラック18台分の水と食料品などをテキサス州ヒューストンやその他の地域に送った。今後も必要に応じて支援が送られる。

ウークトドルフ管長、コセービショップ、コーニッシュ長老は他の指導者らとともにテキサス州ヒューストン神殿を訪れ、近く小川の氾濫による洪水で受けた浸水被害の調査を行った。また甚大な被害を受けた近くの洪水被災地を訪れ、そこで清掃作業を行うボランティアらと話をした。

またヒューストンの米国赤十字社を訪れ、ソルトレークシティーに戻る前に支援の提供を申し出た。教会は今回のハリケーン・ハービーによる被災者のみならず、赤十字社と長年にわたる提携によりさまざまな災害被災者支援活動を行っている。

今回の大規模洪水の影響を受けた185,000人以上の被災者のうち、約3,000人が末日聖徒である。多くの教会集会所も、浸水被害やハリケーンによる破損を受けた。浸水被害を受けた集会所は6つ、軽度の破損を受けた集会所は20に上る。

ハリケーン・ハービーはハリケーン・カトリーナと比べて破壊力が格段に大きく、両者の比較が現在行われている。12年前のハリケーン・カトリーナによる被災時は、トラック356台分の水、食料、清掃・衛生用品、燃料などが送られ、延べ45,000日分の作業をボランティアが行い、寄付金は1100万ドル(約12億円)以上、教会の支援活動は1年以上にわたり続いた。

今回のハリケーン・ハービーに対する支援はハリケーン・カトリーナと同等またはそれを上回ると予測されている。さらに教会は、他の宗教団体や支援団体、政府役員などと連携して、今回のハリケーンによって大きな被害を受けた人々への支援を継続することになる。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.