ニュースリリース

使徒が黒人教会のリーダーシップサミットを開幕する

クエンティン・L・クック長老がプリンストン神学校で宗教の自由について語る

2017年7月26日水曜日にニュージャージー州のプリンストン神学校において、モルモンの使徒クエンティン・L・クック長老は、代表的なバプテストの牧師や高名なユダヤ教のラビの言葉を引用しながら、有意義な人生へと導く大切な道を守るためには、宗教の自由に対する「すべての人にとって公平」なアプローチが極めて重要であると語った。

 

1957年、マーティン・ルーサー・キング博士は、支持者に向けて「自分を捧げることのできる大義、目的、忠義を見つけ、それに没頭しなさい。」と語った。またラビであるジョナサン・サックス師は、現代における多くの進歩を称賛する一方で、それらのどれも「わたしは誰なのか?」「なぜ私はここにいるのか?」「わたしはどのように生きるべきか?」という3つの核心的な質問に答えていないと指摘した。その結果、私たちは、「最大限の選択に対して最小限の意味しか見いだせない」時代に生きているとサックス師は語った。

宗教は多くの人にとって目的のある人生を送るために欠かせない助けとなるものであるため(キング博士は公民権運動の英雄として知られているが、彼の取り組みはクリスチャンとしての信仰に深い影響を受けていた)、宗教の自由に関する議論は、公共の場で上げられるすべての声を歓迎する「すべての人にとって公平」なものでなければならないと、クック長老は全米から集まった主に黒人教会の指導者たちに向けて語った。

クック長老はセイモア黒人教会政策研究所主催の集会における開会の挨拶の中で、宗教や神に対する責任が現代社会とは対極にあるものとみなされてあまりにも軽んじられていることを危惧していると述べた。

「もし『すべての人にとって公平』なものがあれば、誰もその存在を脅かされることはないはずなのです。」とクック長老は語った。「誰しもが自らの核となる自由や関心を守る権利を持つことを全ての人が認めるべきです。わたしたちは人生に意味をもたらし、何世紀にもわたって文明を導いてきた基本的で高い道徳的規準を捨てるわけにはいかないのです。」

 

クック長老が「わたしたちの国における対話の中で、すべてのマイノリティーの人々の声が尊重されるなら、それはわたしたちすべてにとって良い影響をもたらすでしょう。」と語ったように、モルモンの指導者たちは近年「すべての人にとって公平」なアプローチを非常に強調してきた。

このイベントでは他に、基調演説を行ったキリストにおける神の教会ロサンゼルスの管理ビショップであるチャールズ・E・ブレークビショップやジャックリン・F・リバース博士、彼女の夫であり研究所長であるユージン・F・リバース牧師などが話をした。

バラク・オバマ大統領が設置した「信仰に基づく近隣パートナーシップ大統領諮問会議」の委員を務めたブレークビショップは、「わたしたちは信仰が原因で危険にさらされている人々を擁護するために力を尽くさなければなりません。また、無神論者であるために苦難を受けている人々でさえも、彼らは信じない権利を有しているので擁護しなければならないのです。」と述べた。「クリスチャンであろうとイスラム教徒であろうと、または無神論者であろうと、誰でもがその良心に従って行動する自由を持てるなら、社会は豊かになります。」

2014年に夫であるユージン・F・リバース牧師と共にモルモンやその他の世界的宗教指導者とともにバチカンに集まり、社会における結婚の重要性について議論したジャックリン・F・リバース博士は、「黒人教会は宗教の自由の問題に対して重要な役割があるので、わたしたちはすべての黒人教派の人々に働きかけ、彼らにも参加して頂きたいと切に願っています。」

「黒人の人々や黒人教会にとって、宗教の自由の問題は生存にかかわる問題です。」とユージン・リバース牧師は語った。「神が死んだと言う作り話を信じていた非宗教団体の人々が、今では神が生きておいでであることを見いだしています。」

ブレークビショップは、クック長老との個人的な会合において、クック長老と末日聖徒の人々が「強い信念をもってこれらの問題並びに宗教の自由の問題に対してとっている態度」に対して称賛の言葉を述べた。「わたしたちの働きを進めていくために、それは不可欠なのです。」

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