ニュースリリース

プロボ宣教師訓練センターでオープンハウス始まる

2つの新築ビル完成で拡張工事終了

ユタ州プロボにある宣教師訓練センター(MTC)の拡張工事が終了し、末日聖徒イエス・キリスト教会は2017年7月31日~8月19日に一般向けのオープンハウスを行っている。オープンハウス参加用の無料チケットはすでに配布された。チケットが入手できなかった人のために、オンラインで視聴できるビデオツアーも準備された。

プロボ宣教師訓練センターのオープンハウス始まる

  

「新しいMTCは、宣教師たちが伝道の目的を完全に理解できるように、学習効果を最大限にする環境を整えた作りになっています」と教会の宣教師部門の部長であるゲリー・L・クリッテンデンは述べた。

このMTCでは一度に3,700名もの若い男女そしてシニアの宣教師を収容し訓練を施せる。

「私はこの地域で育ち、MTCがずっと工事中であるのを見てきました。自分がMTCに入るまでに新しい施設が完成するのかどうかわかりませんでしたが、今、工事が終わったMTCに入れて、この素晴らしい施設に感激しています」とブリガム・ヤング大学キャンパスの近くで新しいビルが建設されるのを見てきたユタ州セイレム出身のカイラ・ロジャーズ姉妹は述べた。「新しいMTCには大きな空間があり、教室には美しくて大きな窓があります。すべての色彩と壁画が見た目に美しく、素晴らしい光景です」とカナダのカルガリー伝道部に赴任するロジャーズ姉妹は続けた。

プロボMTCの拡張工事は2年以上を費やして終了した。6階建てのビル2棟の完成により200の教室、100以上の実習室、12のコンピュータラボが新しく加わり、宣教師たちは召された世界各地に赴任する前にここで訓練を受ける。

 

新築ビルには、自然光を取り入れるため、また宣教師たちがロッキー山脈にあるワサッチ山脈を眺められるように、広範囲にわたるガラスの外装が施されている。

「ご存知のように、MTCは山のすぐ麓にあり、神殿の美しさも山の美しさも目にすることができます。西側にはユタ峡谷とユタ湖も見えます。このような美しい風景に囲まれたところで学習する機会を与えられているのです」とクリッテンデン部長は語った。

MTCの管理部長であるケリー・ミルズは「この新施設は、MTCでの訓練を赴任先での伝道と結び付けられるように、宣教師が神の創造物を思い起こせるように、また自然光をできるだけたくさん建物内に取り入れられるように、と考えてデザインされました」と述べた。

「新しくなったMTCにはわたしたちが『熟考の空間』と呼ぶスペースがたくさんあります。そこには美しい芸術作品が飾られ、静かな音楽も流れています。宣教師たちはそんな素晴らしい空間に腰を下ろすことができるのです」とミルズは語った。

プロボ宣教師訓練センターのツアー

 

「宣教師たちがビル内を通ると、ガラスが至るところにあり光が差し込んでくるのがわかります。これはまるでキリストの御霊がわたしたちの心にしみわたるのを表すようです」とプロボMTC会長であるデイビッド・C・マーティーノが述べた。

大きな会議室、屋内外の学習エリアにも宣教師訓練の成果を高めるためのデザインが施されている。

「この新しいMTCの屋外施設が大変気に入っています。特に気に入った場所が一つあって、同僚と一緒にそこに行くことを楽しんでいます。それは新築ビルの一つにあるテラスで、ビルの上にあって緑あふれる広い空間です。そこに行けば大きな平安と御霊を感じることができます」とジョージア州アトランタ出身で台湾の台北伝道部に赴任する宣教師ジェイコブ・リース長老は語った。

今回の工事では、既存の居住エリア、機械系統、水道・ガス・電気系統のシステム、景観などの改良工事も行われた。

ニューメキシコ州ギャラップ出身でアドリア海南伝道部に赴任するジョシュア・ホーズ長老は、新築ビルに設けられた静かな空間が気に入っているといい「熟考できる場所に行くのが好きです。静かな空間に身を置け、聖典などを広げることができる場所もあって、集中して聖文について深く考え、キリストの言葉をよく味わい、救い主とその業について学ぶことができます。そのおかげで自分がより良い宣教師になるべきであると考えることがきます」と述べた。

「ここにある壁画は素晴らしく、とても気に入りました。聖典の物語を生き生きと物語ってくれ、本当に起こったことであることを理解させてくれます」とユタ州トゥーイル出身でアドリア海南伝道部に赴任するギャレット・フリーマン長老が語った。お気に入りの絵が二つあり、一つはモーセ、そしてもう一つはモルモン書に出てくる預言者の絵だという。

プロボMTCが1976年に初めて完成して以来、ここでは世界のほぼ全国から集まった60万人以上の宣教師の訓練を行ってきた。プロボMTCは世界に15あるMTCの一つであり、55の異なる言語で訓練を受けた宣教師は世界に421ある伝道部に赴任してきた。

2012年10月、教会のトーマス・モンソン大管長は、長老と呼ばれ2年間の任期で伝道を行う男性宣教師の伝道に出る最低年齢をそれまでの19歳から18歳に、また女性宣教師の最低年齢を21歳から19歳に変更したことを発表した。女性の伝道の任期は18カ月である。

プロボ宣教師訓練センターの拡張工事の低速度撮影映像

増加する宣教師の収容を可能にするため、拡張工事はメキシコ、ガーナ、フィリピンのMTCでも行われている。

マーティーノ会長は「ここに来る宣教師たちは18カ月から2年間を主と人々に仕えるために捧げます。MTCで学ぶ原則と教義は、彼らが良い宣教師になるための基礎を築くだけでなく、その後の人生にも役立つものとなるでしょう」と述べた。

プロボMTC内部を見学するビデオツアーはこちら。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.