ニュースリリース

フィリピンで100番目のステークが組織される

2017年9月15日更新版

 

末日聖徒イエス・キリスト教会は著しい会員数の増加により、100番目となるステーク(教区)を組織した。これにより、フィリピンは100以上のステークを有する国として世界で5番目となり、アメリカ大陸以外では初めてとなる。新しいステークは、クバオのキア・シアターで開催された特別な大会において、十二使徒定員会のニール・L・アンダーセン長老によって組織された。大会前夜、「海の島々の上に(Upon the Isles of the Sea)」と名付けられた文化の祭典が行われ、フィリピンにおける福音の訪れを祝う600人以上の熱心な参加者によって歌と踊りが披露された。

100番目のステークとなったマンダルヨンステークは、マカティ東のマカティステークとフィリピン・マニラステークから分離して組織された。新しいステークの境界線は、1973年5月20日組織されたフィリピンで最初のステークであった元々のマニラステークの中にある。

フィリピンの著しい教会の成長について話しながら、アンダーセン長老は「それが達成できたのは、教会員皆さんのおかげです。皆さんがご自身でこの福音の回復という歴史の中で果たされた重要な役割に注目してください」と述べた。

キャシー・アンダーセン姉妹は大会中に短いコメントをタガログ語で分かち合い、聴衆を喜ばせた。

フィリピンの教会初期の会員3人が、大会で思いを分かち合うように招かれた。1964年10月に改宗したオーガスト・リムは、1973年にフィリピン初めてのステーク会長となり、1992年にはフィリピン人初の中央幹部として召された。ネニタ・ガーピズは1961年11月にバプテスマを受け、フィリピンで5人目の教会員となった。ルフェリア・サランガッドは1963年8月にバプテスマを受け、1966年1月にフィリピンの初期の姉妹宣教師となった。

1961年フィリピンで伝道した最初の4人の宣教師の1人であるレイ・グッドソンとその妻デビーは、後に伝道会長とその妻として責任を果たした。この2人は今回の大会に出席することはできなかったが、ビデオメッセージが送られ、その中でレイは「生きている間にフィリピンで100のステークの誕生を見ることができるとは、想像もしませんでした」と述べた。

大会前夜の文化の祭典について、アンダーセン長老は「生まれてから今まで見たパーフォーマンスの中で、最高でした」と語った。

フィリピン地域会長のシェーン・M・ボーエン長老は文化の祭典の開始を告げ、「今夜の歴史的な節目に歌と踊りで祝いましょう。各パフォーマンスはフィリピンの島々に存在する文化の多様性を紹介するものです。フィリピンにはさまざまな文化が混在しますが、教会がフィリピン人の中に一致と平和とハーモニーを生み出し、それが海の島々に広がり続けています」と語った。

文化の祭典プログラム「海の島々の上に」には19ステークから600以上の子ども、若年成人会員、成人会員が参加したが、そのほとんどがユースであった。ルソン、ビサヤ諸島、ミンダナオの各地域の主な文化が披露された。

フィナーレは参加者全員がステージに集まり、スクリーンに既存の99のステークが創設順にその順位とともに映し出しされた。この後、アンダーセン長老・姉妹もステージに上がった。アンダーセン長老の最初の言葉は「素晴らしい!」であった。その後、「わたしたちはこの祭典を決して忘れません。皆さんも忘れないでください。次にモンソン大管長(教会の大管長)と話すときは、皆さんのことをお伝えするつもりです」と述べた。

文化の祭典に続き、アンダーセン長老・姉妹はステージ上で参加者と交流し、全員が大いに盛り上がった。

文化の祭典プログラムのディレクターであるディノ・アンテノークルズは「今回のショーの本当の立役者はユースです」と述べ、そのうちの1人が「今回、このプログラムに参加できたことによって、もっと奉仕をし、救い主に従いたいと思うようになりました」と語ったことを分かち合った。

フィリピンの教会歴史は1961年4月28日に、ゴードン・B・ヒンクレー長老がマニラにあるアメリカ人墓地において捧げた祈りによって始まった。その祈りの中でヒンクレー長老は「フィリピンにおける伝道の業に主の祝福があるように」と願った。また「福音を受け入れ、それによって祝福される人がたくさんいるように」とも祈った。フィリピンで教会が正式に登録された直後、最初の宣教師4人が到着した。

その後56年間に教会の会員数は約75万人となり、100のステークと75の地方部を有するまでに成長した。フィリピンには現在21の伝道部とマニラ神殿とセブ神殿の2つの神殿で儀式が行われており、ウルダネタとアラバンに新しい神殿が建設されることが発表されている。マニラには宣教師訓練センターがあり、その大きさは最近2倍になったばかりである。

2つのイベントに出席したその他の中央幹部は、七十人会長会のウリセス・ソアレス長老、フィリピン地域会長会のアレン・D・ヘイニー長老とエバン・A・シュムツ長老。彼らの妻であるロザナ・ソアレス姉妹、リネット・ボーエン姉妹、デボラ・ヘイニー姉妹、シンディー・シュムツ姉妹も出席した。

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