ニュースリリース

ニューヨーク州司法長官:一人にとっての宗教の自由は、全国民にとっての宗教の自由である

エリック・シュナイダーマン司法長官を称えるイベントでクリストファーソン長老が基調講演

 

ニューヨーク州の法律執行役員の一人が、宗教の自由を守るために話すことは些細な出来事ではない。しかもその自由は、選ばれた数少ない者たちのための特別な自由ではなく、全人類に祝福を与える自由である。

ニューヨーク州司法長官:一人のための宗教の自由はすべての人のための宗教の自由に

木曜日の夜、ニューヨーク州のエリック・シュナイダーマン司法長官は「合衆国憲法で謳われているように、アメリカを『さらに完全な』国にするのは、アメリカ国民のすべてにとっての任務です。アメリカにはさまざまな宗教を信じる人がおり、時に多大な個人的リスクを背負って不寛容に対立し、宗教の自由のために立ち上がってきた人々の歴史があります。…一人にとっての自由は、全国民にとっての自由なのです」と語った。

シュナイダーマンのこのスピーチは、彼が宗教の自由を擁護するための支援を継続して行っていることに対してニューヨークLDS専門職協会(NYLDSPA)から贈られた「先見性のある指導者賞(Visionary Leadership Award)」の受賞の後に行われたものである。中央幹部七十人のボン・G・キーチ長老、ゴードン・H・スミス長老、デビッド・L・バッカー長老など約400人が、マンハッタン北部にある無宗派のリバーサイド教会で開催されたこの異宗教間集会に出席した。

この集会で基調講演を行った末日聖徒イエス・キリスト教会十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老はシュナイダーマン司法長官を「ニューヨーク州内外で宗教の自由を擁護する力強い声」と称賛し、「すべての人に対する宗教を信じる権利の擁護に対する司法長官の思い入れは、選出されて役人となる人が見倣うべき良い指導者の模範です」と語った。

宗教の自由に関するシュナイダーマンの働きは、宗教を理由にした職場での差別を防ぐための努力の成果の一部として、2011年に制定した宗教の権利に現れている。

「司法長官に選出されてから、わたしは職場で宗教の自由を擁護する運動を始めました。それはすべてのニューヨーク州民が自分の望むままに礼拝し、宗教を自由を実践する権利を守るもので、特定の日を定めてその日だけというものではなく、人生を通してずっと信仰を続け、それによって攻撃や迫害を受けることをなくすために国民が有する権利です。その準備の中で、わたしたちは多くの宗教団体の指導者に会いました。その中でニューヨークの末日聖徒コミュニティとの関係が始まり、それは後に深く豊かで実り多い関係へと発展していきました」とシュナイダーマンは述べた。

熱心なユダヤ教徒であるシュナイダーマンは、すべての人のために宗教の自由を擁護する説得力のある執筆活動を行い、宗教の自由に関する自分の思いは、末日聖徒らの教義と経験、そしてユダヤ教創始者である預言者が有するものと同じであると述べている。

「近年、頻繁に目にする偏見、不寛容、ヘイトスピーチに対してたびたび反対の声を上げてきました。ニューヨーク出身のジョセフ・スミスの『もしこれまで“モルモン”のために進んで命を差し出すことが証明されてきたとするなら,わたしは自分が長老派,バプテスト,あるいはほかの宗派の善良な人の権利を守るためにも同じように命を差し出す用意ができていることを,天の前にあえて宣言します』という言葉を何度も好んで引用してきました」とシュナイダーマンは語った。

クリストファーソン長老は、「宗教の自由は、木曜日の晩餐会に出席している大勢のビジネス専門職業従事者を含め、すべての人々の責任である」というシュナイダーマン司法長官の信念に同意を示した。宗教の自由を擁護する上で自分にできることは取るに足りないことであると思う人がいるかもしれないが、世界で最も影響力の大きい都市の一つであるニューヨークで日々行う働きは、パン種のように少しずつ影響力を発揮するということを忘れてはならない。

「十二使徒定員会のリーダーであるラッセル・M・ネルソン会長の言葉に『神はできそうにない人を使い、不可能なことを実現させる』というのがあります。ペルシャのユダヤ教徒を救うために神が遣わされた旧約聖書のエステルのように、“このような時のため”に影響力を及ぼせる場所に皆さんが今置かれている可能性は大きいでしょう。勉学に励み、声を上げ、他の人々と協力すれば、物事を変化させる働きができます。世界で最も影響力のあるこの地の市民仲間として心を一つにすれば、宗教の自由が重要であるということを人々に再認識させることができます」とクリストファーソン長老は語った。

クリストファーソン長老の講演の全文を読む。

NYLDSPAについて

NYLDSPAはニューヨーク地域の末日聖徒イエス・キリスト教会の会員によって運営されている非営利組織である。この組織は、高潔、勤勉、地域奉仕を大切にするという共通の考えを持った専門職業従事者の集まりである。ニューヨーク州、ニュージャージー州、コネチカット州にわたり専門職業を有するNYLDSPA会員は1万人以上いる。NYLDSPAは過去9年間に300以上の奨学金を提供してきた。奨学金の主な財源は、協会が開く年1回の晩餐会の参加費である。

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