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シターティ長老,人種,自立,アフリカにおける教会の発展について述べる

2015年10月12日-ライマン・カークランドによる寄稿

末日聖徒イエス・キリスト教会の七十人であるジョセフ・W・シターティ長老は2015年10月9日(金曜日),ユタ大学で開かれた「黒人,白人,モルモン教徒」大会において,「人種と国際的な教会」というテーマで話した。ケニヤ出身のシターティ長老は,自立,人種,そしてアフリカにおける教会の発展について述べた。

シターティ長老は, LDS.org内にある聖句のテーマのセクションから,「人種と神権」(英語)のページを参照し,以下を強調した。「教会の教義は地上に存在する,またかつて存在したあらゆる背景を持つ人々が神の子であり,神の前に皆平等であることを確認しています。誰も各自に与えられる祝福を否定されることはないのです。」

そしてこう続けた。「〔全ての男性会員に神権が与えられるという啓示〕が下された後に教会に加わったアフリカ系の成人会員の中で活発な会員のほとんどは,その啓示が過去の事実であると知っています。その上で彼らは,回復された幸福の計画の福音の中に一人一人答えを見いだしています。それらの答えを通じて,この終わりの日に聖徒の集合を示す出来事が起りつつあることを理解し,平安を得ているのです。答えを見いだした人々は,すべてが永遠の御父の御前にあること,御父の正義が全ての人におよぶこと,御父の贖いの愛と憐れみが,十分意固い決意をもって主に頼る全ての人に向けられることについて信仰を持ち,安心して将来を待ち望むことを選んでいます。」

シターティ長老は歴史の中の多くの事例から,以下のことが学べると語った。「民の間に存在する相違点を強調し際立たせることこそが,全ての時代を通じて神の子供たちに大きな苦しみを与えたあの暴力を解き放つ原因となってきました。」

またシターティ長老は,わずか30年の内に,アフリカに暮らす末日聖徒の数は現在の45万人以上に達したことと,同大陸における新会員の定着率は今日の教会で最も高い水準であると述べた。教会はこれまでアフリカの聖徒たちの霊的・物質的必要を事前に把握し,早めの対策を行ってきた。

「3年前の2012年に,大管長会は永代教育基金を基盤として自立サービスを設立しました。このサービスは,教義に基づき,十分な支援を受けた事業であり,世界各地の会員が自らの努力によって自立できるように助けとなるリソースを提供するものです」とシターティ長老は述べた。

自立サービスは教会の新しい部門ではないが,ゴードン・B・ヒンクレー大管長の永代教育基金についてのビジョンを発展させたものとして,発展途上国に住む会員たちの実際的,物質的,霊的な必要に対処する。自立に関する資料やリソースは携帯機器の福音ツールアプリやLDS.org,地元の指導者を通して見つけることができる。

シターティ長老はこう結んだ。「教会は今後も,アフリカの聖徒たちの霊的・物質的な必要に応じるために先を見越して対処していきます。」

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.