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総大会

末日聖徒イエス・キリスト教会の世界中の会員は, 毎年2回, 「総大会」と呼ぶ大会に集います。これは毎週日曜日に行う毎週の礼拝行事に加えて行われます。

 

総大会は毎年4月と10月に行われ, 2日間開催され, 各2時間の5つの部会で構成されています。4月の総大会は年次総大会, 10月の総大会は半期総大会と呼ばれています。

土曜日の午前と午後, 日曜日の午前と午後の部会はだれにでも公開されていますが, 土曜日の夜の部会は, 神権を持つ末日聖徒の成人男性と若い男性を対象としています。

末日聖徒はユタ州ソルトレークシティにある21,000人を収容するカンファレンスセンターで開催される総大会に出席するために世界中からやって来ます。各部会では無料の入場券が配られ, 入場券のない人はキャンセル待ちの列に並びます。カンファレンスセンターに入れない人々を収容する施設がテンプルスクエアの近くにあります。

1500万人の会員の大部分は総大会に実際に出席することができないため, 大会の模様が衛星放送により, 102カ国7,400箇所の教会建物へ中継放送されます。また, ソルトレークシティにある放送局KSLまたはBYU-TVを通してテレビで総大会を見ることもできます。さらに, インターネット上のLDS.org, およびモルモンチャンネルで実況録画を見ることもできます。

総大会の間, 教会指導者たちは様々な霊的テーマについて, 末日聖徒だけではなく, 政府や他の宗教, 共同体の代表者, その他のゲストに向けて話します。話者になるのは, 当教会の世界中の教会員を導く大管長トーマス・S・モンソンをはじめ, 教会の統治機関大管長会の顧問です。また, 十二使徒定員会会員やその他の指導者も話します。

総大会の説教の長さは5分から20分位です。テーマは割り当てられず, 各話者が自分で選びます。大抵, 基本的な福音の原則, または今日の重要な問題が取り上げられ, 個人と家族がイエス・キリストに従う努力を励ますものです。

大会の終了後, 説教は会員たちが読み, 研究できるように, LDS.org website上, そして教会の機関誌 Ensign およびに『リアホナ』に掲載されます。

総大会のための音楽はモルモンタバナクル合唱団とオルガン奏者, その他の教会聖歌隊と会衆が提供します。音楽は福音のテーマを強調します。

教会指導者たちは, 当教会がジョセフ・スミスによって設立された1830年以来, 総大会を行ってきました。歴史家グレン・M・レナードによると, 「最初の大会には, 教会に関心のある人々とともに, 約30人のバプテスマを受けた会員が出席しました。」

今日では総大会は, 世界各地に広がる多数の教会員のために, アルバニア語からヤップ語など, 92の言語に同時通訳されています。アメリカ手話および耳の不自由な人のための字幕も利用されています。

書式ガイドの注釈:末日聖徒イエス・キリスト教会に関する記事で,教会の名称を最初に引用する際には,正式名称を使うようお願いいたします。教会の名称の引用に関する詳しい情報は,こちらへ: 書式ガイド書式ガイド.