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ロバート・D・ヘイルズ長老の葬儀が執り行われる

モルモンの使徒「忠実な友」として記憶される

ロバート・D・ヘイルズ長老の葬儀が執り行われる

末日聖徒イエス・キリスト教会の十二使徒定員会ロバート・D・ヘイルズ長老は、2017年10月6日(金)にユタ州に埋葬された。葬儀は、ソルトレークシティーのテンプルスクエアにある歴史的タバナクルで執り行われた。ヘイルズ長老は老衰のため、10月1日(日)に85歳でソルトレークシティーにおいて死去した。

ロバート・D・ヘイルズ長老の葬儀

ヘイルズ長老と70年以上にわたり交友のあった大管長会第一顧問のヘンリー・B・アイリング管長は「ヘイルズ長老を見て学び、また共に働いてきました。わたしたちは共に、自分たちが持つ力以上のことを求められ、それを成し遂げる中で成長するという経験をしてきました。その中のいくつかは大きな試練でした」と述べた。

アイリング管長は「わたしの知る限り、ヘイルズ長老は常に霊的な賜物をお持ちでした。それは、完全に忠実な友であることができるという賜物でした」と、遺族、十二使徒定員会会員、そして世界中にいるヘイルズ長老の大切な友人に対し、慰めの言葉をかけた。

アイリング管長は続けて「ヘイルズ長老は42歳にして、ビジネスの世界では伝説的な人物となっていました。しかし、神の預言者の一人から電話があり、仕事を辞めて主の教会で奉仕して欲しいと話があったのです。」

「ヘイルズ長老が教会全体に対して、そして十二使徒定員会の一人ひとりに対して、どれだけ大きなことを行われたかについては、言い尽くすことができません。疲れ知らずで、奉仕し続けた人でした」と十二使徒定員会会長のラッセル・M・ネルソン会長は述べた。

ネルソン会長は、「ヘイルズ長老は、教会の割り当てを尊んで大いなるものとした人です。中央幹部として42年半にわたり、教会本部で行われた評議会や委員会のほぼすべてに参加してきました。ヘイルズ長老の洞察力と影響力は、世界中で主の王国を築くために大きな役割を果たしました」と語った。

 

20年前にヘイルズ長老が開胸冠動脈バイパス手術を受けた際、傍にいた医師のネルソン会長は、ヘイルズ長老が病院で死亡した時もベッドの傍らにいた。

ネルソン会長は「病という試練に直面しながらもボブの忍耐力は伝説的なほど強いものでした。長期にわたる病という試練に遭い、体力的には非常に辛かったに違いありませんが、それでもヘイルズ長老は奉仕し続けました。彼をそばで見ている者にとっては、どこからそのような力が出て来るのか、不思議でした」と述べた。

「長年、十二使徒定員会で共に働く中で、ロバート・D・ヘイルズ長老の偉大な勇気と完全な犠牲を払っている姿を目にしました。わたしは何度も隣に座るヘイルズ長老に手を伸ばし、腕を触り、手を握りました。そうする中で、彼が病と闘い、痛みや苦しみと闘っているのを、少しですが感じることができました」と十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード長老は語った。

中央幹部に召される何年も前にこの2人は共にユタ大学の学生であった。バラード長老は「長年にわたり、わたしたちの人生はたびたび交わってきました… わたしたちはビジネスの世界で生計を立てていました」と語った。

「ヘイルズ長老は人を育てる人です。部下に指導者となる機会を与え、指導者になるための最良の方法を助言するなど、人と共にうまく働く素晴らしいスキルの持ち主でした」とバラード長老は述べた。

約2,500人が葬儀に参列し、タバナクルは満席となった。その他大勢がアセンブリーホールに用意された椅子に着席し、葬儀を見守った。さらに何千人もの人々が葬儀のもようをLDS.orgや教会の衛星放送、そしてその他のメディアを通して視聴した。

葬儀は大管長会の指示の下に行われ、教会の中央幹部および補助組織指導者、そして地域指導者、市民団体の指導者らが参列し、遺族と共にヘイルズ長老の人生を称えた。

葬儀の司会は大管長会第二顧問のディーター・F・ウークトドルフ管長が受け持った。

音楽はモルモンタバナクル合唱団が担当し、葬儀の開会には「わたしたちの人生に良い影響を与える人々(Each Life That Touches Ours for Good)」を歌い、その他にも「絶えず頼り主求む」、「神よ、また逢うまで」も披露された。

ネルソン会長は「ジェット機のパイロットが持つ勇気、強いアスリートが持つ粘り強さ、主の使徒が持つ謙虚さと喜んで献身する心を兼ね備え、ヘイルズ長老はこの世の人生を最も模範的に過ごした人でした。死すべきこの世の試しを終え、最も高い栄誉を持って天の父のもとに帰りました」と語った。

ヘイルズ長老の遺族には、妻メアリー、2人の息子、そして多数の孫がいる。ヘイルズ長老の息子のデビッドが、葬儀前に家族の祈りを捧げた。

アイリング管長は「ボブとメアリーの模範によって、わたしたちが忠実かつ愛にあふれたイエス・キリストの使徒となれるように祈ります」と述べた。

「メアリー・クランドール・ヘイルズは、この教会の高貴かつ偉大な女性としての地位を勝ち取りました。ヘイルズ姉妹は永遠の伴侶であるヘイルズ長老をどんなときも助け、支持し、看護していました」ネルソン会長は述べた。

バラード長老は、ヘイルズ姉妹がヘイルズ長老の心の支えとなっていたことへの感謝を述べ、「結婚後間もないうちから、あなたとボブは共に奉仕してくださいました。わたしたちは、あなたが家族と大勢の人々に与えてくださった愛と助言と強さに感謝しています」とも語った。

埋葬はユタ州バウンティフルのバウンティフル市営墓地にて行われた。アイリング管長は埋葬式を管理し、ヘイルズ長老の息子スティーブンが祈りを捧げた。

ヘイルズ長老は中央幹部七十人として奉仕した後、教会の使徒として23年以上仕えた。1985年4月から1994年に十二使徒定員会に召されるまでは、教会の管理ビショップとして奉仕した。

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