モルモン書の中の交錯配列法に関するカンファレンスでホランド長老が講演

モルモン書の中の交錯配列法に関するカンファレンスでホランド長老が講演

モルモン書の中に古代の文書形式が発見されてから50年

ニュースリリース

水曜日にブリガム・ヤング大学(BYU)で行われた講演で、モルモン書に交錯配列法が用いられていることを初めて発見したジョン・ウェルチは「モルモン書または聖書の中の交錯配列法の発見はわたしたちすべてのものです。つまり、それはわたしのものであり、みなさんのものであり、またカトリック、モルモン、プロテスタント、ユダヤ教徒のものでもあるのです。みなさんがこの発見を、人生で歩む道で神との交わりを目にするというわたしたちに共通の経験、神との意義深い交わりを持つ経験、そして古いものと新しいものを共に世に出す経験、であるととらえてくださるようにと願っています」と述べた。

 

2日間にわたり開催されたこのカンファレンスでは、末日聖徒とその他の宗教団体の学者らが聖書およびモルモン書を含むその他の文書における交錯配列法について話し合った。ギリシャ語の「交差点」または「斜め配列」を意味する言葉である「交錯配列法(chiasmus)」は、単語、文法的構造、または概念が逆の順序で繰り返される修辞学的あるいは文学的な技法を意味する。

現在、BYUのJ・ルーベン・クラーク法科大学院に務めるウェルチ教授は、1967年、ドイツのレーゲンスブルクで宣教師として働いていた時に、モルモン書にこの特殊な文体が用いられているのを初めて見つけた。このことから、モルモン書は1800年代に著述されたものではなく、古代文書から翻訳されたものであることが示唆される。

「交錯配列法が示される前は、モルモン書そして聖書も同様に、聖文が文脈や文章スタイルに関係することなく、ただの文書として読まれる傾向にありました。しかし、交錯配列法が発見されてからは、わたしたちはより注意を払って聖文を読むようになり、単語の一つ一つが興味深く、意味深いものとなりました。この発見により、わたしたちは聖典の美しさや良さを理解できるようになりました」とウェルチ教授は述べた。

十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老は水曜日の夜のセッションで閉会の辞を述べた。長老は「イエス・キリストの福音が回復されたことについてわたしたちが証拠を示そうとする時、神はご自身がわたしたちに与えられたエビデンス、つまり神の業が真実である理由をわたしたちが探し出して利用することを意図されていると信じています」と語った。

「わたしたちの証はエビデンスに基づくものではありません。わたしたちが語ってきたように、証はわたしたちの心の中に霊的な確信によって得る必要があります。しかし、せっかく存在する知性的な文書による裏付けを求めず、それを認めようともしないのは、ユニークで説得力のある末日の宗教的調査と宗派間の討論において、比較にならないほど優れた神学的な証拠を使わず、それを不必要に制限してしまうことにほかなりません」とホランド長老は語った。

今回のイベントは、モルモン書についてさらに深い知識を求める私的な非営利組織である「BYU研究とモルモン書セントラル(BYU Studies and Book of Mormon Central)」と呼ばれる組織がスポンサーとなって開催された。

カンファレンス参加者はBYUキャンパスにあるハロルド・B・リー・ライブラリーで交錯配列法に関する資料を見学した。モルモン書についてのウェルチ教授の個人的な発見を示す私物も9月中旬まで一般に公開されている。

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